手動感想機 ～ワニのゆる語り～

１４．竜とそばかすの姫

　映画館で二度見たんですが、金曜ロードショーでも見ました。

　やはりよくある感想のように、歌とＵの映像は素晴らしいけど、ストーリーはひっかかりがあるような、集中しきれないような。

　見る前に、怒っている方の感想をチラ見したせいもあり、それなりに覚悟していきました。

　先に知っていた事もあって、「あーこういう事かー」と距離を置きながら見る事が出来ました。

　監督のインタビューを後に見た事もあり、「ＤＶ親の所に女子高生を一人で行かせるな」「子供を親に立ち向かわせて解決とするな」という所は（もっともだなと思いつつも）そうしなかった監督の動機も分かるので、それはそこまで非とはしなくなりました。

　ただ、たまたま兄弟が外に出ていたからであえた、というのはちょっと拍子抜けでした。あそこは鈴が歌い、それを聞いて兄弟が外に飛び出す、という流れを予想していたもので。（歌っている鈴に近所のおばさんが『うるさい！』と怒鳴るが、やがてそのおばちゃんがＤＶ父の暴行を警察に通報してくれるところまで妄想ｗ）

　とはいえ、あれほどルカちゃんの事を警戒していたヒロちゃんが、最後の川沿いを歩くシーンでルカちゃんと仲良く話をしているだけで、全部許せる気になってしまったのでした（ちょろい）。