13.怪獣ディノゾール・リバースを愛する(後編)

 さて。

 ここでメビウスが登場しますが、メビウスとクルーガイズの共闘もテイザーの壁を破れずピンチとなった所で、光と共に青いウルトラマンが現れます。それはウルトラの母の力で蘇った(Re-birth)ナイトハンターツルギの真の姿でした。


 元ツルギとメビウス、時に対立もした二人の共闘は、ディノゾールリバースを圧倒し、ついに倒します。

 これは、当時のこの回の感想ブログで見かけた表現なんですが、もともと他人だった二人が共闘し、一つの体から生えた二つの頭が仲違いしていると(というか、ウルトラマン二人が首をねじって互いを喧嘩させたんですけどね)。これは確かに象徴的でした。

 そしてそうか、メビウスとツルギを共闘させるための双頭化か、と思い至った時、感動すら覚えました。

 が、当初はリバース、第二話に登場予定だったと後で知ります。つまり双頭の理由は、ティガとクルーガイズの共闘で倒すストーリーだったという事でしょう。それが第一クールの締めくくりに移されることになったそうなのですが、実際それは正解だったっと思います。

 あと第一話の死体がなぜ再生しないのかという疑問も見かけましたが、実際それが生き返る予定だったのですね。でも今回は、一話の個体がメビュームシュートを正面から食らったので内蔵レベルまで破壊された、で良いのだと思います。はい。


 しっかし。

 これほど密度の高いエピソードなのに、あまり語られることがない(気がする)のはなぜでしょうか。

 もしかすると最後にリュウ隊員が名付けた元ツルギの新しい名、ウルトラマンヒカリのせいでしょうか。スポンサーがNTTフレッツ光(ヒカリ)だったので、スポンサーへの配慮だとか感想ブログや感想スレで変な意味で盛り上がってしまったのですよねー。


 ともあれ、二本の尾、指向性のある浮遊器官など、必然性があるデザインのディノゾールとリバースがイチ推し怪獣です。もちろん大投票にも入れました。結果はかすりもしなかったようですが、投票時にツイートしたところ、同好の方がイイネをくれたりしました。心の友よ!


 それと今回思い至ったのですが、キングギドラの頭が三つなのって、(操演上の限界というのは当然あるでしょうが)ゴジラ、ラドン、モスラの三大怪獣(アンギラス……)と戦うから、なんですかね(今さら)。

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