第7話 兄ちゃん①
聞いて。聞いて。
兄ちゃんが父ちゃんの前に立ちはだかりました。
父ちゃんから殴られそうなぼくを
この頃には、兄ちゃんは父ちゃんより背が高くなってました。
父ちゃんはますます怒ってみせたけど、目が動揺して、
兄ちゃんの初めての反抗はぼくのためでした。
ぼくはこの頃は恩知らずにも、兄ちゃんも父ちゃんも、得体の知れない大型動物に見えてました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます