110試合目 野望
今回、この修学旅行で私は目標がある。
さくらは密かに計画を立てていた……。
「この旅行で春馬くんに告白する……!!」
俺たち一行はどこに行くかの相談をしていた。
「沖縄といえばのところに行きたいなあ」
「だとすると、首里城か水族館かな??」
「あ~~なるほど」
「春馬。ぜったい理解してないだろ??」
「水族館は魚がおいしいとこ~!」
ようこれでこいつ生きてこれたな。ある意味尊敬だわ。
「とりあえず首里城行くか!」
「おう!!」
ピーンポーンパーンポーン。どうもどうも作者です! 今回はさぼりではないです!!!
この作品はフィクションですのであの事件とは何の関連性もございません。
ただ僕が初めてみた首里城のあの輝きを文章でできる限り表現させていただきます。
早期の復興を深くお祈り申し上げます。
沖縄、最高!!!!
こ、これが首里城かあ!! やっぱり空が青いからだろうか。全体的な赤がとても映えるのにも関わらず不快感は一切ない。この色彩感覚を考えた人は天才なんだろうな……。
「確か世界遺産に登録されてるんだっけ??」
「まあされてはいるがそれは首里城跡だな。この建物は再建だから含まれてはいないんだよ」
俺はパンフレットを開きながら質問に答えていた。
「でも作りは古い感じがしていいね!!!」
「確かにそうだな。さすが大河ドラマの舞台とかにもなってるだけあるな」
沖縄は正直一日中楽しめるほどに面白いものが多い。
「よおしここでみんなに質問! みんなは沖縄といえば何を思い浮かべる??」
「そうね。果物かしら」
「ほう??? 珍しいな、さくらは」
「私はうみ~~~!!!」
「透明な海も魅力的だよな!!」
「俺は食べ物!!!!」
春馬がまともでビビってる……。沖縄そばなんかも最高だな。
「そんな西屋敷は??」
「普通にシーサーとかかな」
「ほへえ! そっかー。あれも沖縄か!」
「たぶん、その情報忘れたり知らない人ってお前か猫くらいだぞ」
「そんな褒めなくても!!!」
これを褒めてる判定ならお前多分凛タイプだぞ?
「というか凛はどうしたんだよ」
「凛さんなら違う班で行動してるわよ」
あいつとも何話分か話してない気がする。まあいいか。
一方そのころの凛
(おっと。好きな人に放置プレイされている気がする……!!! はあっはあ)
「どうかしたの? 凛」
「いやなんでもないです」
凛はまじめぶってるのをみなさん忘れないように!!
まだまだ始まったばかりの修学旅行。さてさくらの思惑はどうなるのか!
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