19試合目 暮夜
俺たち五人は海での遊びを十分に楽しんだ。昼にカレーを食べれなかったため夜はカレーを食べることにした。
「っていうかみんな料理うまいよな。」
そう。食事に関してはこのグループは優秀なのである。
「っていうか紫は料理できるのか??」
「僕はどちらかというとお菓子作りのほうが得意かな?」
嫁いでほしい。
「よかったらごはんの後食べる????」
「もち&ろん」
こりゃあ楽しみでい!
「じゃあカレーは二人で作るとして誰が作る??」
「くじ引きで決めよう!!!!」
春馬この中で一番元気よく提案した。
「くじ引きか。いいアイデアだ。」
くじ引きは割りばしに赤色で先を塗ったのが二本入った合計五本の割りばしを各々が引くよく見るタイプのものとなった。
一斉に引こうとしたとき怨念を込めるような顔を女性陣+紫はしていた。
(春馬君と一緒になりたい。春馬君と一緒になりたい!!!!)
((徹君(兄さん)と一緒がいい。徹君(兄さん)と一緒がいい。))
結果:徹&春馬ペア
「「「くっそおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」」」
みんなが一斉に叫んだ。そんなにやりたかったのか。
「そんなにやりたいなら誰か俺と変わるか??」
「西屋敷???俺と一緒にカレー作ろ!」
「死ね。春馬君とイチャイチャしやがって。」
「おいそこ。小声でも聞こえてんぞ??」
そして我々男陣は料理を始めた。(紫は乙子)
「またなんで俺と組みたいなんて言ったんだ???」
「ん-ー。最近なんかあんま話してなかった気がするから。」
「めんどい彼女か。」
「それより西屋敷は野菜を切ってて~」
「おう。」
一方女性陣
「二人とも見てくださいよあれ。完全に夫婦の会話ですよ。」
「そうだね。いつもあんなのなのかい???」
「そうですね。春馬君は家にきて料理を手伝うこともあるのですがああいう空気になりがちでなかなか私はあの輪に入れないんですよ。」
「大変だね…。ところでさくらさんは何してるんですか???」
さくらの両手にはわら人形と釘とトンカチを持っていた。
「あ~。にくい人間を呪うだけですよ」
((絶対徹君(兄さん)のことだ…))
「ダメですよ???呪いはいつか自分に帰ってくるんですよ???」
「それでもいいわ!!!」
そういうとわら人形の腹を釘で刺した。
すると、
「なんだか腹の調子が悪いかも…」
と徹が言った。
「やった!!!成功ね!!!!」
さくらは喜んだがそれもつかの間だった。
「大丈夫???」と料理そっちのけで心配する春馬。
それを見てさくらは羨んだ。
「ほらね??」という二人。
徹の体調はすぐに回復しそこからまた料理を始めた。
「ところで春馬って好きな人とかいるのか???」
そんな男にとっては普通のコイバナだったが女性陣は違った。
三人はまるでプロの泥棒かの如く耳を傾けた。
その時だった。
「いるよ。」
春馬はそういった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます