15試合目 海と家

さあやってまいりました。夏といえば海!!!!!

 我々5人はさくらの別荘に来ていた。

「お待ちしておりました。皆様。」

 この人は一回空気のように出てきたけど一切読者からは覚えられていないであろう西田さん!

 「さてご案内いたします。」

そう言ってみんなに別荘の中を案内した。部屋は女子組、男子組で別れることになった。

 「あの…僕、男なんですが…」

紫、安定の女間違え。

 「ふふふ。何のご冗談を。どう見たって女性ではないですか。」

 「本当に…男です…」

 「え?」

わかる。わかるぞ西田さん。

 「し、失礼いたしました。」

少し西田さんは焦っているように見えた。

 それを見て、春馬は笑っていた。

 「と、ところで男性陣の皆様。お嬢に触れたら殺すからな???」

安定だな、この人…。二人は少しおびえていた。

 仕方ない…ここは俺が。

 「さくら~~~!!!西田さんが春馬を脅してるぞ~~~~!!!」

 「に~~~~~し~~~~~~だ~~~~~!!!!!!!!!」

鬼のような形相でさくらが走ってきた。

 「お嬢!!!ち、違うのです!!!」

 「言い訳無用!!!」

俺は異次元の女戦士で西田に攻撃!西田を除外する!!!!

  arrivederci(さよならだ)

 「大丈夫か~~~??二人とも。」

こうして二人のメンタルが戻ったところでプライベートビーチにむかった。

 10分後… 

更衣を終えた俺は海に一人でいた。

 「みんな遅いなあ。」

暇な俺は砂浜にシートを引きパラソルをさす等の準備をして体操座りで待っていた。

 「おまたせー!」

残りの男性陣二人がやってきた。

 春馬の筋肉は顔とは合わないくらいの8パック!もはや彫刻だな。

 紫はパーカーを着ていてちょっとエロい。あとよだれを何度も拭いている。

き、きっと顎が弱い年頃なのだろう。触れないことにした。

 徹くんの水着!!かっこよすぎる!!!!!よだれが…っとちゃんと拭かないと徹君にばれちゃう!!!!

 「ト、トコロデミンナ、オソイナ~」

 「なんで紫君そんな片言なの?」

めずらしく春馬がツッコミをしていた時だった。

 「「おまたせー!!!」」

柚希とさくらがやってきた。

 柚希は明るいオレンジのビキニでとてもかわいらしい。いいぞ!!

 さくらは紫のビキニだ。胸が大きいせいもあってすごくセクシーだ…

 「ど、どう???兄さん???」

 「ああ、最高にかわいいぞ!」

 「あ、ありがとう…」

柚希は顔を少し赤らめながら照れていた。

 いいなあ…僕もかわいいって言われたい。

ひそかに思う紫であった。

 「私の水着はどうかしら!春馬君!!!!」

積極的なさくらに対し、

 「милый(かわいいよ)」

なぜかロシア語で褒める春馬。やめとけ、それは別のライトノベルだ。


こうして始まった水着回。次回全力で遊びます。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る