第21話 陣野《じんの》の暗示
『俺と一緒にアピールしよう…俺と一緒にアピールしよう』
『俺の言葉の通りに』
なるほどこうやって相手を洗脳していくわけか。
俺は頭の中で
そして
「気分はどうだ?
「…気分は…問題ない」
「それは良かった。それじゃあ俺と一緒に教室に戻ろう」
「ああ、そうだな」
そして俺は
俺が教室に戻るとまだ昼休み中だと言うのに他の生徒は自分の席で着席していた。
「
俺は
そして
「さあ1組のクラスメートの諸君、
俺は周りのクラスメートを見ると
俺も同様に
教壇にいる
そして高々と笑い声が響く。
「わっはっはっはぁー!これでこのクラスの支配は完了した。残りのクラスも時期を見計り支配してやろう!」
「それでお前は一体何をするつもりだ?」
「だっ誰だ!俺の支配から逃れた奴がいるのか?」
見るからに焦りが生じている。
「チッいいだろう、俺の目的を教えてやろう」
「まず手始めに女だ!俺のハーレムを作る!」
まあ男の考える事はそんなもんだろう…だが、操り人形にして女とはな。
「モテない男は辛いな」
「ふざけるな!俺はモテない訳ではない。
「ゲスな考えだ」
「うるさい!いい加減名を名乗れ!」
そろそろ頃合いか…
俺は思考する。
さあ、どうしようかと…。
おっと、そろそろ名乗った方が良さそうだな、
俺はゆっくりと立ち上がる。
「俺だよ、
「なっなんで!お前は1対1で完璧に俺の暗示に掛かったはずだ!」
「あははははっ俺も能力を持っていてね」
「のっ能力だと!?」
「ああ、俺の能力は催眠術だ」
「さっ催眠術?いや、催眠術の能力を持っていたとしてもそんなのは関係ない!」
「ふふ、お前は勉強不足だな」
「べっ勉強不足だと?」
「いいか、俺はお前に能力を掛けられるのを見越して自己暗示を掛けたんだよ!」
「自己暗示だと?そっそんな事が…」
俺は話ながら1歩1歩
そして
「もう一度暗示を掛けてやる」
俺は素早く右手を
そして『パチン!』と指を鳴らす。
その瞬間に
催眠術が掛かった。
そして俺は命令する。
「
「我が暗示より解き放つ!」
俺はそれをみて素早く
今後このような事が二度と起こらないように今考えられる最善を尽くさないとな。
そして俺は命令する。
「
そして俺は
それと同時に俺は
目覚めた
その証拠に俺を見て憎らしい目つきで睨む。
「
敗者の名ゼリフを残して
俺は安堵する。
良かったとりあえずこれでクラスへの脅威はなくなった。
だが懸念がないと言えば嘘になる。
本当に
やはり保険を常にかけといた方がいいのだろうか。
俺は今簡単な自己暗示を掛けている。
そう1度暗示にかかれば上書きが出来ない。
だが100%と言う保証はない。
実験をした事がないからだ。
だけど今回は暗示の上書きは出来ない事がわかった。
俺は思考する自己暗示をどうするか…。
俺はクラスを救い女子生徒を救ったならば自分の中ではヒーローでいいのでは…。
あっこの考え方はチョットヤバイかも!?
俺が思った瞬間に昼休み終了のチャイムが鳴り響く。
自己暗示は授業中にでも考えようと思考しながら教室へと入るのだった。
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