転生したら世界最強のオムライスだった件

福葉内

最終話 転生、そして終結

俺は至って普通の16歳の高校生、鳥飼茜とりかいあかねだ。

先祖が鳥を飼っていたから鳥飼だし、親が子供には茜と付けたいという事で、俺は男だが茜という女らしい名前で今までの人生を歩んできた。

正直大雑把な性格だから、茜なんて可愛らしい名前は合わないし、先生から友人、延いては親友と彼女ですら俺の事を「茜」なんて呼ぶ事は、俺が死ぬまでただの一度もなかった。

彼女くらい、名前で呼んだくれたっていいだろ。

そう思っても、もう遅い。


《貴方は、不治の病ではなく、感染症で亡くなりました》

「え、感染症すか」


未知の感染症に侵されて、苦しみの中で……と言えればまだ良かったのだが、よく聞くと俺は、ネズミに感染する流行り病で、人間初の死人を出したとの事だった。

悲しい人生の終結、というより、もはや笑い話である。

世界観が違えば、プークスクス、と馬鹿にしたような笑い方をされていても可笑しくない。


《実は、皆さんにはある程度の人生設計をしてから転生して頂いてるのですが、貴方の人生設計は本来63歳まで続いていたのです》

「はぁ」

《元々転生先は前世の行いがよっぽど悪くなければ融通が利くのですが、貴方は人生設計のファーストポイントにすら辿り着けずに亡くなってしまいましたので、転生先を自由に決めていただいて差し支えありませんよ》


そう声が聞こえた途端、眼前にビジョンとなった多くのウインドウが現れる。

そこには《異世界転生・アースノルド》《異世界転生・グランディーズ》《転生・地球》など、色々な転生先が書かれており、その下には詳細が書かれていた。


○異世界転生・アースノルド

アースノルドはエルフ、ドワーフ、魔族の3種族からなる世界であり、3つの種族がそれぞれの王国を作っている、3ヶ国からなる異世界の中でも珍しい程に国数の少ない世界であ……詳細▼


○異世界転生・グランディーズ

グランディーズは獣人族、獣族、魔獣族、天空獣族、水獣族、霊獣族からなる獣の世界であり、同種の獣毎に大きなコミュニティを作る、国という概念のない少し珍しい世界……詳細▼


○異世界転生・デバック段階

世界名募集中! 皆さんも明るくてアットホームな異世界に転生したいとは思いませんか? お任せください! 初期段階より衣食住完全完備、泥人形の数も多めに仕入れておりま……詳細▼


と、中々良い世界が見つからなかった。

そもそも明るくてアットホームな異世界とは何なのだろうか。

世界名もないし、何をお任せしたらいいのかもよく分からない。

泥人形自体がなじみないのに、それを押し出してくる意味も分からない。

本当にこの世界は転生させる気はあるのか。

と、ぼやくのはここまでにしておいて、俺が憧れているのは、チートで世界最強になって、女の子に囲まれるような世界だ。

何かそういうベリーイージーで楽しい人生送ってみたい。


《いいですよ》


二つ返事でオーケーを貰ったので、早速人生設計をして、チートも授かって、甘いマスクのナイスガイとした。

これで俺は颯爽と世界を救い、女に囲まれて余生を送ってやろうと思う。


《では、素晴らしい来世をお送り……あ、やべ》

「え゛」


俺は天の間抜けな声を最後に、意識を手放した。



○ ○ ○



果てしなく暗闇が続いていた。

乱暴に揺すられているような感覚、そして忙しなく周囲から聞こえ続けるゴトゴトという物音。

俺は一体、どうなったのだろうか。

そもそも天の声が発したあの《あ、やべ》の意味は何なのだろう。

というか俺は一体いつまでこのまま揺られ続けるのか。

身体は動かせず、周囲の状況も掴めない。

ただ、全く息苦しくはなく、このままいつまでこの状態で居続けても大丈夫な気さえしてしまう。

と、ふと揺れが止んだ。

ピンポーン。ピンポーン。


「は?」


異世界ではまず有り得ない、友達のアパートとかに遊びに行った時に鳴らしたり、昔友達といたずらで押してダッシュで逃げたピンポンの音が、何故か聞こえてきたのだ。

少し感傷に浸ってしまいそうなものでもないし、普通に苛立ちを覚えたぞあの天の声野郎、次転生する時覚えてろよ。


『はーい、どちら様だろうか-?』

「魔界コッコックック料理店から、料理のお届けに上がりましたー!」

『おっ、随分早いのであるな、流石コッコックック』


何だこれ。

今まで一応頑張って文体保ってたけど、本当に何だこれ。

俺、今何聞かされてんだよ。

何だよ魔界コッコックック料理店って、コッコとコックとクックとを合わせたシャレかよ、俺の直ぐそこで何が起こってんだよマジで。


「はいはーい、ご苦労であったな」

「ええと、魔鳥コカトリスのふわとろオムライス一人前で宜しかったですか?」


すると、いきなり光が差し込んでーー、何故か知らんが両手で掴まれた感覚があった。

そして、これまたいきなり引っ張られ、抵抗も出来ずに暗闇から外に引っ張り出される。

すると、宅配する時の正装に身を包んだっぽい可愛らしい巨大なお姉さんと、角の生えた如何にもな女魔王的な人が、何故かこちらを覗き込んでいた。

本当に何故か分からんが。


「そうそう、これこれ! 我はこれを楽しみに生きていたのでな!」

「では、お会計は420,000ペゥズです」


高ッ!!

いや、高いだろ、たかがふわとろオムライス1個に420,000って。

ペゥズとか知らんし物価全く知らんけど、数字が高ぇ。


「うむ、しばし待たれよ……。ひぃ、ふぅ、みぃ、よぉ、いつ、むぅ……」

「あ、札束数える機械ありますので、こちらを、お使いくださっても大丈夫ですよ」

「本当か、それはとても助かる!」


俺の視界には魔王の角が見えるだけで、あとちょくちょく難儀そうにしている顔がちらつくくらいで、状況が言葉以外からあんまり読み解けない。

しかし、この不可思議すぎる状況で、とりあえず何となく気付いた事があった。

そう、俺は……!


(ふわとろオムライスに、転生しちまった……って事、だよな……!?)


そういう事であった。

この一枚隔てられたような視界の悪さ、そもそも定点で見渡せない視界、動かない身体、そして手足の感覚というのも一切ない。

生きるのに呼吸の必要がない身体に、傍から香る何となくいいバジルの匂い、持ち上げられるタイミング、そもそも持ち上げられるという事実が、俺がふわとろオムライスであると認めざるを得なくさせていた。


「お、やはりピッタリだったな、ふふっ」

「確かに、420,000ペゥズ頂きました」


とても嬉しそうにしているこの魔王の格好をした誰かが、今これから俺を食べようとしている訳だが、ここまで喜ばれているのなら、美味しく食べられるべきなのかと俺は思った。

食材に、というか完成された料理転生したのだから、せめて最後くらい本来の終わり方で……って随分早ぇ終わりだなおい。


「ありがとうございました。またのご利用をお待ちしております」

「はーい、ご苦労様だー!」


にこやかに手を振っている絵が想像できる、楽しい声音で宅配の人を労うこの女性。

何かいい人みたいだし、このままこんな人に食われるのなら本望……程ではないが、まあ、丸々と肥えた味わいもしなさそうなおじさんとか野犬に食べられるよりは数億倍マシか。

と、見切れていた角からひょっこり顔を見せ、件の女性がこちらを見詰めてくる。

そんなに心待ちにしているのか、何となく照れる。


「さて」


しかし俺の期待とは裏腹に、女性の声音が低く落ち、ふと笑顔が消える。

何だかとても嫌な予感がして、俺のオム皮膚からも一筋のつゆが滴り落ちる。

だが、オムライスとなった身体を動かす事など到底出来ないので、俺は結局諦める事しか出来なかった。

しかし何だろう、このチキンライス中に響き渡る警鐘は、具材のチキンが本当にチキンなのか。

食べられる事が今更怖くなり、ただ微笑ましいこの視界内の状況を恐怖映像たらしめんと見せ付けているのか。


「どうだぁ、こんな何も出来ない身体に転生させられた気分は。さぞかし苦しかろう、そうであろう?」


否、やはりそうではなかった。

こいつは俺が転生者だというのを知っていて、尚且つ動けないと知っている。

そしてそんな俺を愉悦の声で煽ってきやがって、マジふざけんなよ。

俺に権限あったらお前来世シンバル叩きまくる猿にするからな。


「先程貴様の間抜けな声が我の耳元に届いてな、それまではこの宅配業者が偽りを話しているかと思っていたが、本当だったようだ」


先程っつーかずっと喋ってるんですがそれは。

あ、でももしかして強く念じると届くタイプの食べ物になったのか、俺?

スゲーじゃん、エリート料理道まっしぐらじゃん。

という訳で、まだ相手方からの突っ込みもないので少し試してみる事にする。


(お前は誰なんだよ、そもそも状況くらい説明しろよ)

「ほう……この状況でそんな言葉を吐けるとは、貴様、案外肝が据っているのだな。まあ、どうせ貴様は抵抗なんて出来ないんだし、説明くらいしてやろう」


やはり、チキンライス内で強く念じた途端に反応が返ってきたので、普通に思考している分には問題ないようだ。

しかし、だから何だというのか。

やっぱり非力な人間でも、動ける転生が出来るだけマシなんだな、と俺は深く付け合わせに刻んだ。

ってか俺の心って付け合わせかい。

皮膚がオムレツ、脳がチキンライスで心付け合わせかい。

なんだこの悲しい生き物は、死ぬぞ。

というか俺は生きているのか、これ。

シュレティンガーよろしく、思考能力があり生きている状態と、生命が剥奪され調理された果てで死んでいる状態が俺の中で重なっているのではなかろうか。

まあそんな事はどうでもいいのだが。

いや良くないけど仕方ない。


「貴様は本来、チートイケメンナイスガイとしてこの世界に転生し、粗方ここでハーレムを築く予定だったのだろうが……天界ネットワークに侵入した魔界コッコックック料理店の従業員が、転生先をふわとろオムライスに先んじてしておいた、という訳だ」

(何でそんな事を……!?)

「当たり前であろう、チートイケメンナイスガイなんてこの世界に来たら、魔王であるとは言えど、我は一瞬にして蹂躙されてしまう……なら、大金をつぎ込みコッコックックに頼んで、貴様を先んじて潰して貰った方が、得策というものだろう」


やはりこいつ魔王だったわ。

というかあの金額払ってたのはこういう事だったのか。

物価が異常に高いわけでもなく、俺がとっても美味しいわけでもなく、単に作業料か。

そうかよ、はーん。

でも、ふわとろオムライスなんだし、流石に食べるんだよな。

今のご時世どの異世界だってコンプライアンス厳しいし、一口も食べないで廃棄なんてした日には魔王宛に抗議の電話が殺到だろうし。


「それにコッコックックの料理は、生まれたてほやほやの魂を凝縮させているから、とっても美味しいらしいしな!」


あ、そっちが本音だろ魔王。

人って本当に言いたいことを後に言う習性があったぞ、多分。

だが、良いことを聞いた気がしないでもない。

転生先をふわとろオムライスに設定しただけなら、チートは使えるかもしれない。

確か俺はハーレムを築いた時に一人ずつの相手の脳内に愛を直接訴え掛けたかったから、《念伝達テレパシー》をチートに入れてた気がするし、下手したらそれで喋れてる説がワンチャンあった。

そこ、キモいとか普通に言うな、知ってるから。


「さてさて、そろそろ頂くとしようではないか」


いつの間にか揺れも止み、俺の身体は机の上であろう場所にぽすんと置かれていた。

そして、俺を守っていてくれた蓋が、魔王の手によって強引に、豪快な音を立てて引き剥がされる。

そして、俺の付け合わせが、忙しなくばくんばくんと鼓動を速め、音を立てていた。

鳴り止め、俺の付け合わせ……!


「いっただっきまーす」


すると、俺のチキンライス内で、今までの思い出が走馬灯のように流れ始める。


『では、素晴らしい来世をお送り……あ、やべ』

『おっ、随分早いのであるな、流石コッコックック』

『では、お会計420,000ペゥズです』

『どうだぁ、こんな何も出来ない身体に転生させられた気分は。さぞかし苦しかろう、そうであろう?』

『それにコッコックックの料理は、生まれたてほやほやの魂を凝縮させているから、とっても美味しいらしいしな!』


うん、そもそも時間無かったし碌な思い出がねぇ。

なんだよ、転生してからコッコックックコッコックックって、擬音雑なクソ小説じゃねえか!!

俺の付け合わせに怒りがこみ上げたその時、俺は自分の持ってきたチートの一つを思い出した!

その時、魔王がいつの間にか持っていたスプーンが、俺のオム皮膚を貫通してーー。


(《超硬化アダマント》!!)


キンキンキンキン!!


「んなっ、キンキンキンキン、だと……!?」


いなかった。

魔王の持つスプーンが、チートの力と魔王の入れた力がせめぎ合い、耐えきれずにしっかりと折れ曲がってしまったのだった。

これは何となくかっこよさそうだから取っただけなのだが、功を奏したようだった。

次いでに酷い効果音も副次的に鳴って、一瞬だが魔王がたじろいだのだった。

その瞬間を狙って、俺は二の矢を投入する。


(《幻影舞踏マスカレード》!!)

「なっ、増えた……だと!?」


これはハーレムを築いた時に、複数人もしくは一人を複数で相手する時に使おうと思っていたチートだ。

そんな俺の身体は超精巧な分身を生み出し、魔王を錯乱させる。

オムライスの大きさ、ケチャップの掛かり具合、皿に付け合わせまで、全て同じ形と大きさをしているので、流石の魔王でも分かるまい。

それに、分身とはいえチートなので質量は持っているし、解除するか分身が死ぬまでは消えないので、このチートは人間体だったら本当に強かったろうに……。

そんな後悔はさておき、魔王は早くも逆上し始めていた。


「おい、貴様……流石にふざけるなよ、何で料理にされてんのにチート普通に使ってんだよぉ!」

(((((そういうチートだし、仕方ないだろ)))))

「全員でテレパシー送るでないわ!! ほんとうっさいぃ……!!」


というか、何だか疲れていた。

あと数にすると大体、十八の矢くらいあるのに。

あれぇ、俺なんかしちゃいましたぁ? って言ってやろうか。

いや、最大火力の全体煽り口撃をするのは流石に止めておこう、多分本気出されると死ぬ。

と、魔王は前に出した右手から火の玉をかざし、それを膨らませていく。


「とりあえず……もう、とりあえずぶっ殺せればいい、我は食事より命の保証を最優先する……食らうがいい《混沌カオス黒爆焔フルフレイム》ーッ!!」

(((((《魔法消滅アンチマジック》!)))))

「ふぇっ!? な、なんでよぉ……わ、我の最大魔力が一瞬でぇ、それもオムライスにぃぃ……」


黒くて格好のいい火球が、俺の手により一瞬で無効化される。

すごいぞ、オムライス!

そして魔王は案の定、涙目である。

しかし、俺は退くわけにはいかない。

魔王を野放しにするわけにはいかないのだ……!

という訳で、魔王に唯一の攻撃手段であり、最恐の攻撃手段でもある《念伝達テレパシー》による、昔友達にめっちゃやられてスゲーいらっとした意味の分からない精神攻撃を仕掛けていく。


(((((ポポイほーいポポーイポポイほーい、ぽぽみみぽみみ、きゅるるるるーん)))))

「や、止めろよぉ、何か気持ち悪いそれぇ……」

(((((きゅるるんきゅるーん、きゅるきゅぴ、しゅぴぴーん、うふんあはんいやんばかん)))))

「うう、ううう……耳塞いでも止まないぃ……」

(((((ふぅぅーん、へへいへーい、へへいへーい、しゅわっちしゅわっち! ふんふん、ふんふん、ガッチリハサムー、ガッチリハサムヨー、イエスイエスイエス、イエスイエェェェスッ!!)))))

「ああぁぁぁ、もおぉぉぉぉっ!! もうホントに意味分かんないしうるさいッ!! もう第二形態すっ飛ばして最終形態で相手してやるんだからッ!!」

(((((ばっちこい!!)))))


流石は荒らしに定評のあったれっちゃんだ、凄い効き目だったぜって伝えてやりたい気持ちになる。

純粋な怒りには勝てなくとも、我を忘れた状態で怒り散らしていきなり最終形態になっちゃうような魔王には何となく勝てる気がしないでもない。

そして早速魔王の身体は大きくなり、鋼鉄のような羽毛が生え始め、獰猛な爪が……と、見えないのでよく分かりません。

とりあえず何かしらの強い気は感じるので、自分に《超硬化アダマント》を使い、攻撃に耐えられるように準備しておく。


《この姿ァ、嫌いなんだよォ……知性の欠片もない底辺の魔物みたいでさァ……はァ……》

(((((へーそーなんだたいへんだね)))))

《あァもうぶち殺してやるッ!!!》


すると俺の眼前にいきなり巨大な爪が出現し、俺のオム皮膚に爪を食い込ませてきた。

肌がチートにより超硬化されているとはいえ、流石に最終形態の魔王の力によってヒビを入れられ、痛みは全然無いが、いずれは負けてしまいそうな気がするので、四の矢を放ってみる。


(((((《絶対物理反射障壁パーフェクトリフレクト》!!)))))

《ぎゃんっ、いたぁい……もうやだぁ、実家帰るぅ……もう魔王止めるぅ……》


爪は引き剥がされ、魔王の足音が遠退いていった。

俺は……俺は、魔王に勝ったのだ!!

……あれ? でも、俺勝って良かったのか?

普通に食われれば、そのまま死んで転生とか出来たんじゃ……。


そう気付いてから俺が偶然入ってきた野犬に食べられるまで、大体二ヶ月の月日が流れたのだった。



○ ○ ○



魔王は魔王を辞めて、家業の農家を継いだそうだ。

めでたしめでたし。


《前回は私達の手違いでオムライスになってしまいまして、本当に申し訳ありませんでした》

「あ、いえ、大丈夫です。気にしてませんから」

《でも、野犬に食べられるって……野犬に食べられる件……ふふっ》

「おい流石に笑うなら許せんぞこの野郎」

《ああっ、申し訳ありません……それで、次の転生の人生設計はお決まりでしょうか》

「あー、前回と同じ感じの設定で、別の世界に飛ばしていただければ、と思います」

《分かりました。では、素晴らしい来世をお送りくださ……あ、やべ》

「え゛」



そうして俺が、みたらしたっぷりのもちもち団子に転生したのは、また別のお話である。

マジふざけんな。



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転生したら世界最強のオムライスだった件 福葉内 @hukuhauthi

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