6
*****
は?
何?
そんな……ありえない…だろ?
そもそも、愛ちゃんのマンションの場所をどうやって……?
ぁ……つけた?!
オレの車をつけたのか?!
オレ達の後をつけて、部屋も特定した?!
いや…でも何で?
「……愛ちゃん…何で言いなりに?」
「……安堂とのハメ撮り写真で脅されたらしい」
アイツら……そんな事までして…?
狙いは、オレじゃなかったのか?
「…それだけじゃねぇよ」
「……え?」
この上、まだあるのか?
「……葵さんが…アイツの抜いてやってる時の声…録音したのがあるらしい」
……………は?
「それでも脅されたって…」
………マサキ…そんな事まで?! 何考えて…、ん?
「だがそれは…」
「ネットに流すって、脅されたらしい。そうなれば、如月だけじゃない。葵さんも巻き込むことになるけど、いいのか?…てさ」
「それと…」
「何だ?」
それまで、オレを見据えて話していた紫津木が、きまり悪そうに横を向いた。
「……その事を葵さんが好きな相手が知ったら、どう思うかな?とも言われたらしい」
ぁ……
「愛ちゃんは、オレが紫津木に告白した事知ってる?」
「昨日、伝えたよ」
「そうか。なあ、訊いて良いか?」
そうオレが切り出すと、横を向いていた紫津木は、目だけをオレに向けた。
「紫津木は、どう思った?オレが、その…抜いた事」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます