*****




は?




何?




そんな……ありえない…だろ?



そもそも、愛ちゃんのマンションの場所をどうやって……?



ぁ……つけた?!


オレの車をつけたのか?!


オレ達の後をつけて、部屋も特定した?!



いや…でも何で?



「……愛ちゃん…何で言いなりに?」


「……安堂とのハメ撮り写真で脅されたらしい」



アイツら……そんな事までして…?

狙いは、オレじゃなかったのか?



「…それだけじゃねぇよ」


「……え?」



この上、まだあるのか?



「……葵さんが…アイツの抜いてやってる時の声…録音したのがあるらしい」



……………は?



「それでも脅されたって…」



………マサキ…そんな事まで?! 何考えて…、ん?


「だがそれは…」


「ネットに流すって、脅されたらしい。そうなれば、如月だけじゃない。葵さんも巻き込むことになるけど、いいのか?…てさ」


「それと…」


「何だ?」



それまで、オレを見据えて話していた紫津木が、きまり悪そうに横を向いた。



「……その事を葵さんが好きな相手が知ったら、どう思うかな?とも言われたらしい」



ぁ……



「愛ちゃんは、オレが紫津木に告白した事知ってる?」


「昨日、伝えたよ」


「そうか。なあ、訊いて良いか?」



そうオレが切り出すと、横を向いていた紫津木は、目だけをオレに向けた。



「紫津木は、どう思った?オレが、その…抜いた事」



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