こびと専門SM嬢エリカ

潰れたトマト

こびと専門SM嬢エリカ

某所で店を構える風俗店。

 ここは巨大な女の子に弄ばれたいという性癖を持つ人々が集う『こびと専門風俗店』。

 特殊な機械で好きなサイズに縮小することができ、嬢に自分好みのプレイをしてもらえるのが特徴だ。

 プレイ内容もSM、ソフトSM、ローションマット、女学生、メイド、お姉さんなど、多種多様である。


 今夜もこびとになってプレイを楽しみたい殿方がやってくる………。



 ある一室に集まった男性たち。

 SMコースをプレイしにきた人たちだ。

 案内に従い筒のようなトンネルを抜けていく。一見ただのトンネルだが、ここを通過することでこびとになることができるのだ。

 今回は1000分の1サイズのゲストたち。

 各々が山のような女の子を期待してトンネルから抜け出る。


 そこはごく一般的なプレイルームだった。広めのベッドにシャワールーム、そして簡素な装飾品が室内を彩っている。それら全てが1000倍の大きさだということ以外は特に目新しい部分はなかった。


 だが肝心の嬢が見当たらない。一体何処にいるのだろうか。


「うふふ………。」


 真上から女性の笑い声が聞こえる。

 こびとたちが上を見上げると、1000サイズの巨大な女の子が自分らを見下ろしていた。トンネルを跨いで待ち構えていたのだ。

 見た感じまだ十代の少女に見えた。

 上はブラジャー、下はショーツのみという出で立ちだ。

「出てきた出てきた……今日の虫たちが……ふふふ……。」


 嬉しそうに舌舐めずりをする嬢。


「わたしはねぇ、エリカっていうの。わたしのことはぁ、エリカ様って呼んでねぇ?じゃないとぉ………。」


 言葉を止めて右足を上げ、思い切り踏み下ろすエリカ。


 ドスウゥゥゥゥンッ!!!


 震動と風圧で部屋の中心に吹き飛ばされるこびとたち。


「………こうなっちゃうから~♪」


 右足を上げるエリカの足裏には数人のこびとたちが赤い染みになって貼り付いていた。


「う…うわあぁぁあ!」


 仲間の成れの果てを見てエリカから遠ざかるこびとたち。

 だが彼らの足はアリ以上に遅く、エリカにとっては動いていないも同然だった。


「あれぇ?このわたしから逃げられるとでも思っているのぉ?虫みたいに小さいのにぃ?」


 そう言って今度は左足の踵をこびとたちの近くに下ろす。十数人のこびとがエリカの左足が作る影に収まった。必死に影から出ようとするが、こびとたちのサイズでは1000倍サイズの女の子の足元から逃げ切ることは不可能だった。


「あはっ、ちっちゃ~い♪ホントに虫みた~い♪でもアリンコよりものろ~い。」


 足元のこびとたちを見て悦に入るエリカ。暫く観察した後、ゆっくりと左足のつま先を下ろしていく。影から脱出できなかったこびとたちはエリカのしっとりと潤った紅色の足の裏を見上げて断末魔を上げた。


 ぺたんっ


 ぷちぷちぷちぷちっ


 エリカの左足が床に貼り付く。足裏にいくつも弾けるような感触が伝わる。


「いやぁん♪ぷちぷちして気持ちい~♪」


 猫撫で声はしゃぐエリカの声とは裏腹に足の裏では壮絶な大虐殺が繰り広げられ、50人前後のこびとが死んでいった。


「このコースを選んだってことはぁ、みんなこうやってわたしの生足に踏まれたいってことだよね~?夢が叶って良かったねぇ♪うふふっ。」


 もう一度持ち上がるエリカの右足。今度はつま先をこびとたちの真上に踏み下ろす。


 とんっ


 ぷちぷちぷちっ


 エリカの足の指が容赦なくこびとたちを押し潰していく。

 そしてつま先を床にぐりぐりと押し付けた。

 ギリギリ踏み潰されなかったこびとたちが、つま先の滑るような動きに巻き込まれて磨り潰されていく。


「ほ~れ♪ぐ~~り♪ぐ~~り♪踏みにじって上げるねぇ~♪嬉しいでしょ~。」


 ニコニコしながらつま先を動かし続けるエリカ。満遍なく磨り潰されたこびとの身体はエリカの足指の皮膚に吸収され、床には跡形も残らなかった。


「じゃあ………次はわたしが楽しむ番だよ~♪」


 エリカはそう言うとその場に座り込み、両脚でこびとたちを囲ってしまった。

 逃げ場を失い慌てるこびとたち。

 エリカは自分の脚の間に閉じ込められたこびとたちを見て笑みを浮かべた。


「や~ん♪みんなエリカの脚の間に収まっちゃったぁ。ホントちっちゃ過ぎてゴミみたぁい♪………でも~、きっと食べてみたら以外と美味しいのかも………。」


 ごくりと鳴るエリカの喉を見上げてこびとたちが騒ぎだす。


 そんなことお構い無しに右手の人差し指をぺろりと舐め、こびとめがけて手を伸ばすエリカ。


 人差し指を覆う唾液は難なくこびとたちを捕らえ、エリカの顔の前まで持ち運ばれて行った。

 こびとたちがエリカの巨大な顔面を目にして悲鳴を上げる。

 エリカはその様子が堪らなく愛おしかった。

 すると複数のこびとが何やらエリカに向けて声を張り上げている。

 耳を澄ますと


「エリカ様許してぇぇッ!」


「助けてエリカ様ぁぁッ!」


「どうか命だけはぁッ!」


 など、各々がエリカに様づけで哀願していた。


「あぁん、みんな偉~い!わたしの言ったこと、ちゃんと守ってんだねぇ~。おチビさんなのにスゴいねぇ♪」


 人差し指の前で歓喜の声を上げるエリカ。

 だがエリカの口から放たれた衝撃波に近い大声量はこびとたちの鼓膜を容易に破り、その小さな身体さえもズダボロにしてしまっていた。


「じゃあ君たちにはご褒美をあ・げ・る♪」


 そう言って口をすぼめて人差し指を咥えるエリカ。チュパチュパと念入りに舐めとり指を抜くとこびとたちの姿はなくなっていた。


「ん………美味し……♪」


 ディープなキスをプレゼントしたつもりのエリカだが彼らは既に衝撃波をまともに受けた際に死んでおり、キスと称して丸呑みしている時点で全くご褒美ではなかった。


 エリカの脚の間にいるこびとは残り10人程しか残っていなかった。


「あれ~?もうこれだけしか残っていないのぉ?ホントこびとってすぐに無くなっちゃうよねぇ。……ま、いっかぁ♪じゃあ、これで終わりにしてあげようねぇ。」


 エリカは膝立ちの姿勢になりショーツをするりと下げ始めた。こびとはエリカの脚から解放され一目散に逃げ出した。

 しかしエリカは慌てる様子もなく右手でまんこを広げる。


「ん……。 」


 頬を赤らめながら声を洩らす。

 その直後、こびとたちの頭上から住宅サイズの水滴が大量に降ってきた。


 じょろろろろろ………


 エリカがおしっこをしたのだ。こびとに狙いを定めて尿を噴き出している。

 こびとたちはエリカの尿で押し流され、部屋の角へと追いやられた。角は若干へこんでおり、そこにエリカのおしっこが溜まっていく。

 こびとたちは必死にもがくがひとりずつ力尽きていき、全員尿の湖の底へと沈んでいった。


 ちょろ………


「……ふぅ。スッキリした。うふっ、わたしのおしっこ飲み放題だねぇ。みんなゆっくり味わっていってね~♪」


 もう生存者のいない部屋でひとり喋り続けるエリカだった。



「えぇ~!?ク、クビ~!?な、何でぇ?」


 待機部屋でチーフに涙目で訴えるエリカ。

 エリカはこの仕事を初めてまだ1週間の身だった。


「だってエリカさんゲストみんな死なせちゃうから。リピーター増えないと収益アップに繋がらないから。」


 エリカの訴えに淡々と答えるチーフ。


「だ、だってぇ……SM嬢なんだからこのくらいやらないとゲストが喜んでくれないじゃない………。」


「加減とか知らないの?相手こびとだよ?来た客全員消してく嬢が何処にいるの?」


「うぅ~………。」


 何も言い返せないエリカ。チーフはエリカよりも年下だったが有無を言わせない気迫を持つ女の子だった。


「お情けで1週間分の時給は支給するけど今日中に荷物まとめて出ていくこと。明日から完全に出入り禁止だから。」


「は……はいぃ………。」


 チーフのオーラに圧倒されて承諾するエリカ。


 こびと専門風俗店の経営は大変なのだ。

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こびと専門SM嬢エリカ 潰れたトマト @ma-tyokusen

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