源
自意識過剰な事を言っている自覚はあるが、彼にとってのある程度のストレス源は僕だろう。
色々何とかなると思った矢先に僕は破壊した。それに関し、僕だけに非があるとは思わない。けれど、最終的に僕がぼろを出したのがいけなかった。ずっと我慢し続けると決めたのにできないのは知行合一できてない証拠だ。
我慢できなかった僕は、僕の世界である彼を、彼の世界を壊した。要は何もかも僕が悪いのではないだろうか。
諸悪の根源だ!などと声高に言えるほど僕は自分の影響力を巨大であるとは決して思わない。ただ、ただ、僕は、誰かを壊してしまうことが出来るとわかる。嫌だけど。誰だってできる。
今まで適当に生きてきたツケだろう。
僕の源である両親を、彼らだけのせいにするには僕は、自分に自信を持ちすぎたのだろう。
はぁ、ため息が止まらないね。眠れない僕を殺して欲しい。寝る必要のない時に寝て、寝る必要のある時に寝れない。いや、わざとそうしてるのかもしれない。もう僕に僕は制御できてない。馬鹿だ。
全てに従順で生きていくことは嫌だったのに、全てに逆らうことはもっと馬鹿らしく不便で必要なことさえ受け入れられなくなった僕は、偽物だ。にんげんのにせもの。
早く、僕を根源から絶たないといけない。
必要が無いのではない、居てはいけない存在だったわけだ。
さて、寝ようか。寝れる努力をしようか。
朝起きたら切り替えてられるといいな。きっと無理だが。僕が死ぬまであと何日だろう。
ねえ教えてくれ。なんであの時僕は死ななかった?ちょっと階段から飛び降りるだけで終わったのに。これ以上誰かで遊ぶこともなかったのに。
人を操ろうだなんて大層なことを思わなかったのに。
誰かの根源は誰かのものでしかない。
ぼくはそれをしらなかった。
しったからぼくは、ぼくをたつ。
なう(2021/07/31 03:07:04)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます