Mordred
Fluttering of Wings * Mordred
スーッと画面をスクロールして、円卓の騎士の面々を一瞥する。……あ、なんかこいつ、ちょっとかっこいいかも。
「モードレッド……。知らないなぁ……」
「お兄ちゃん、モードレッドにするの? でも確かに、お兄ちゃんの趣味っぽーい!」
俺は明るいキャラよりも、影がある感じのキャラの方が好きだ。華菜が言っているのは、おそらくそういうことだろう。
「こいつ、もしかして裏切ったりするのか?」
「おっ! お兄ちゃん、鋭いねー! でもでも、これには深ーいわけが……」
……あ、マズい。これは長くなるパターンだ。
「華菜、その話はまた明日な。俺、レポート書かないとだから」
「えーっ! お兄ちゃんのケチー!」
ケチって言われても、課題なんだから仕方がない。何せ、単位が掛かってるからな。
「じゃあさ、一緒にコンビニ行こうよ! 私がアイス買ってあげるから!」
華菜のやつ、そんなに話を聞かせたいのか……。まぁでも、休憩がてら付き合ってやるか。
「分かった分かった。ただし、ちゃんと奢れよ?」
「うん! 安いやつね!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。