第4話 大福
「お〜、聴いてたぞ!
私、どうしよう……?
「『縁は異なもの味なもの』って言葉もある。……
で、でも、仕事中だよ!
「それは関係
う〜ん……。
その日は、仕事終わりまで、その事で頭がいっぱいだった。 ミスとか無くて良かったあ〜!
家に帰り、早速、母に相談した。
「とても良いお話だと思うわ。 私は、真優を
「その息子さんが、どんな
……嬉しくて、また涙が出た。
ほんっとに、涙もろくなった〜。
母に「今日は電話しないで、2〜3日待ってからね」と言われ、その通りにした。
電話をかける当日、兄貴が心配して早く帰って来た。
父も早く帰宅して、お土産に『とんかつ』を買って来た。……私は
家族4人でお腹を抱えて笑った。
「もしもし、
息子さんのお名前は、『
お会いする前に、お互いの写真を交換してはどうか……というお話になり、まず、大林さんのお宅に郵送させて頂き、そのお返事で真也さんのお写真を送って下さる……との流れになった。
父に話すと、こちらの住所を聴かずに、ご自分の住所を教えて下さった事で、すっかり信用したようだ。
このIT時代に『写真の交換』って、ちょっと新鮮で、ドキドキしている!
……さて、どの写真にしよう?
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