第十七業 俯瞰者達とRock Is Dead ③
埒外、ある物事の範囲の外。
温泉から帰って来た鬼柄親子と入れ替わるように、賀茂親子と緋走親子が温泉に行く。
そこに特班のオタクな美少女なシャツを着ている
「何か、ご用で?」
闇無明刹が彼に聞いた。
「あなたの気分を害するようですがお宅のお子さん、俺、ぶっ殺したいんですが?」
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
西洋のキリスト教の地獄には氷を魔を封じるという意味合いでコキュートスというのがある、そこにはサタンや様々な歴史から忘れられた大悪党が封印されているのであった。
そこに彼がいても即座に脱獄するだろう、そんな事を聞いたならば大地も天も害される。
「では、ここでお別れです」
暴風、それこそ嵐が如く。
竜の鉤爪があるならばそれで切り裂かれるように、鬼がいるのならばそれに殴られるように、あらゆる魔、その魔を超越している。
喉笛をいきなり捕まえ、竜巻が一陣。
「
賀茂照義がスレンダーマンに放つ。
「私ノ能力は
ダイヤモンドは価電子がすべて共有結合に使われ炭素原子の4個の価電子をすべて共有結合に使った正四面体型の立体網目構造である、天然の青色ダイヤモンドにはホウ素が不純物として含まれる為、半導体として性質を有する。それ以外のダイヤモンドは優れた電気絶縁体で、100 GΩ・m から 1 EΩ・m (1011 - 1018 Ω・m ) の値をとる。
つまり、電気を通さないという事だ。
「さて、私には複数の異能がある、数多の魔を
ヴィシュヌ神の化身の二足歩行するライオン、ヘラクレスに倒されたと思えるライオン、そして太陽、黄金を溶かす緑色のライオン、それぞれ違う神話と魔術体系である。
その中で
ゾリンッ!
スレンダーマン的なのの右腕が消し飛んだ。
「なっ!」
「さて、お次は」
その男の右腕が固くなる、それはダイヤモンドではなく、鋼鉄である、鉄、それは人間が製鉄技術という武器製造技術を体得した、
紀元前1500年頃のヒッタイト文明が秘技。
ヒッタイト文明が周囲諸国を滅ぼした大きな原動力となる、武器は人間の理念の一つだ。
「人間の心は鉄のよう、それが決して不変とする、絶対正義の言葉もまた鉄のようです」
赤い短髪、それにOLのようなスーツ姿。
「ばかくさ、大人になったら忘れる幻想だ」
「えぇ、そうね、それが普通よ」
「自分達が堕落をしているのに気づかないのが最善を装った最悪ってことだろう?」
「正解、頭の良い人は嫌いじゃないわ」
「好きじゃないのかよ」
「さぁね」
あぁそうか。親子愛は絶対正義だもんなぁ。
が、それでも殺すべきヤツは殺すべきだ。
絶対正義と絶対正義のぶつかり合いだ。
骨が砕けても死んだとしても国は
「ウオオオオオオッ!!」
「二度だ、いや三度か?まだゲームは始まっていないと言っているだろう?
魔獄導、その存在が拳と拳のぶつかり合う、闇無明刹の右手を左手で、
スレンダーマン的なのの消し飛んだはずの右腕も元通りに再構築されて元通りだった。
「次私闘したヤツ、見せしめに殺すからな」
魔獄導、その殺気、邪気は地獄というのが一つの国だったのならば王を気取れるだろう。
烈火の如く怒る、灼熱、熱波。
「………おい、
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