第42話 インタールード
「……実にあっけなく終わってしまったねえ」
「もう少し粘ってくれればもっとデータが取れたんですけどね」
「相手の連携が拙い部分に助けられたな」
「ノンノン。特別固い人選をしたつもりデス。彼以外じゃ、あそこまで保たなかったヨ。素直に健闘を称えまショウ」
「それもそうか。相手は新宿最強の始末屋。適合したのも、彼を含めて数人しかいないことだしな」
「そうデス。少ない手駒から最大の成果を引き出した。ここは乾杯するところでショウ。さあご一緒に、ハーレールーヤッハー!!」
「ふ。これだからエセ神父は。アップルシードなどと趣味の良い品種名を付けたのも君だったかね?」
「エセ神父とはひどい。こんなに神を愛してる子供は、そういないネ。まあ、名付けたのは確かに私デス。
「我々としては、ブツのシェアが奪えればなんでもいいのだがね。君たちは何が目的だったかな」
「ジーザスクライスト! 神父と言えば、やる事は昔から一つだけデス」
「ふふふ。新宿に新たな神を布教するんですよね」
「イエス!! 成就した暁には、我等が神が降りて来るでショウ。その中身は、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます