初めましてこんにちは。

近況ノートを見て、ここまで読ませて頂きました。
非常にハードボイルドな物語。
文章も読みやすく、手慣れていらっしゃる印象です。


ココから先は極めて個人的な私の雑感です。

文章が読みやすく、綺麗に纏められているが故に、やや物語の起伏に乏しい印象を受けました。
悪霊が出現して、それをゴルゴ13の如く、姉が危なげなく淡々と処理していく。
そこには中長期的な物語の行く末or向かうべき結末が、（今のところ）示されていません。
文字通り、“事件簿”としてこの先も同じ雰囲気の物語が展開されていくのだろう、という印象です。

もしこの双子がこの稼業を選ぶに至ったきかっけや、目的等、そういったエピソードがあれば、冒頭、或いは早い段階で描かれれば、読み手（というか、私、ですが）がより物語に入り込み易くなるかもしれません。


内容や表現力は素晴らしいので、先生の作品、もっと大勢の方々の目に止まる事、応援しております。