第95話 寄宿舎

 色々と、タチアナお嬢様と話し合った。

特に、領主邸から此処までは、約8kmと、歩くと片道2時間位掛かる、

馬車で来ても、1時間は掛かるだろう。


 そこで俺は、寄宿舎に、お嬢様用に特別室を作ってやるから、

そこに住んではどうだと提案した。

冷暖房完備、バス、トイレ付きである。


 最初はちょっと、渋っていたが、

頃合をみて、領主邸もこのダンジョンの近くに新設してやる、

さらに、カレーライスやケーキが食べられるぞうと言ったら、了承してくれた。


 寄宿舎は、一応4人部屋で、2段ベッドが2つある、

これから、人員が増えることを想定して、部屋数は多めだ、

1部屋4人じゃなくて、2人でも部屋は余る。


 一応食堂もあるので、予定変更で夜はこちらで食事になるかもしれない。


 そうそう、余談になるが院長の名前はカロレといい、36歳らしい、

見た目より老けている、うーん、苦労してるんだな。

今度、中級ポーションでもあげようかな、年配者ほど効果あるみたいだし。


 それと補助であと2人、双子の姉妹がいるらしい、

希望があれば、1部屋あたえるのもありか?


 俺が一生懸命、インフラの繋ぎ込みをしていると、

マイケルとミーシャが来た、やはり気になるのだろう。


 「おい、何しに来たんだ」俺が声を掛けると。


 「うわ、どこから現われたにゃ」「ミーシャびっくりにゃ」

 

 「2人にも、あと1週間後ここで勉強してもらうからな」

「ところで、昼飯はちゃんと食べたか?」


 「勿論食べたニャン」「あのダンレンジは便利にゃ」

「今日は、お魚のパン、フィッシュバーガを食べたニャン」

「美味しかったニャン」

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