第15話 ダンジョンの始まり

 マルコは、人相の変わった者たちの名前を聞いた。


 すると、「好きなように呼んでくれて構わない」


 マルコは、この人相の変わった者たちを、

イカ・タコ星人と呼ぶことにした。


 イカ・タコ星人は、球体の物を渡してきた。


「これは何だ?」と尋ねてみた。


「これは、ダンジョンコアといわれる物で。

陸・海・空にあるマナと呼ばれている、見えないエネルギー」


 「つまり魔力を集めることができる装置で」

「これをあなたに紐付け、わかりやすくいうと登録をすることによって、

これの機能を使うことが、できるようになる」


「異論がなければ、初期登録を済ませてしまおう。

その球に手をのせてくれたまえ」


 マルコは言われたままに、球の上に手をおいた。


 イカ・タコ星人は、なにやら黒い石版みたいのを持ち出して、

操作をしているようだった。


 球が突然、輝き出し、ちょっとびっくりしたが、

やがて輝きは終わり、イカ・タコ星人が喋りかけてきた。


「はい、これで初期登録は終了しました。

これで機能はもう、正常に作動しているはずですが、

何か体の方に問題はありませんか」


 マルコはちょっとびっくりした。

「な・なんだこれは、体の中から力が溢れて来る、これがマナの力か?

ふふふ・・、今ならば私を追い出した、アリタイ王国のやつらに復讐ができそうだ」

 

「問題は、なさそうですね。それでは魔物をまず召還してみましょうか。

ほとんどのこの星にいる魔物は登録しているので、頭の中で想像していただけれは、

魔物、モンスターを召還できると思います。さあやってましょう」


 マルコは言われるがままに、実践をしてみた。

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