第14話 王宮闘争
マルコは結構迷ったが、やはり長男が継ぐべきと思い、
長男の派閥に入った、しかしそれが間違いだった。
武闘派の多いこの派閥は、脳筋で金の計算もまともにできない、
やがて一人、また一人と引き抜かれ、
やばいと思ったときには、すでに時遅かった。
マルコは命からがら、王都から脱出をした。
次席魔導師・魔導師たちも裏切り、マルコへの刺客として差し向けられた。
マルコは命からがら、2つの国を跨いだ洞窟で、再起を図ることとなった。
「おのれ、おのれ覚えていろ、わしは必ず再起してみせる」
マルコは、ある時みょうな力を感じた、普段使っている魔法とは違う力。
ひょっとしたら、魔石を飲み込んでしまったので、それの副作用かと考えた。
ある日、マルコの元へ人相の変わった者たちがやってきた、
どうやら追手ではないようだ。
風の噂では、アリタイ王国は経済が火の車で、
とてもそれどころではないようので、違うはずだ。
人相の変わった者たちは、ある提案をしてきた。
「我々は、この星が発展してゆくのを見てみたい。
ついては魔物といわれている生物が好ましくない」
「あなたには、魔物を使役する力がある。
力を解放するので、我々に協力をして欲しい」
「もちろん必要な力、物質はこちらから提供しよう」
マルコは、この提案に乗ることにした。
ダンジョンの始まりである。
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