第16話 魔物召還
マルコはいわれるがままに、召還をしてみた。
「魔物召還、いでよスライム」
目の前の空間に、急激にマナが集まっていくのがわかる。
やがて輝きは収束し、そこにはスライムがいた。
「おお、無事成功みたいですね」
イカ・タコ星人が話しかけてきて、非常に喜んでいるみたいだ。
魔法を使い過ぎた時のように、脱力感、倦怠感はない。
スライムがこちらを見ているので、とりあえず命令をしてみた。
「スライムよ、横に動け」
スライムは命令どおり、右横に移動した。
「うん、紐付けもうまくいっているみたいですね。
では後は、細かな説明をさせていただきますね」
イカ・タコ星人から、細かな説明が始まった。
★ 魔物召還には、マナを消費する
★ 魔物は、生存している限り、微量だがマナを消費する
★ 魔物は、死亡すると、マナに拡散する
★ 魔物が死亡したさい、マナに拡散するが、牢屋みたいに囲ってやれば、
再回収ができ、非常に効率が良い
★ 牢屋みたいに閉ざされた空間を、我々はダンジョンと呼んでいる
★ 魔物は、あなたからマナが供給されている限り、あなたの命令を実行するが、
マナの供給が止まると、離反する可能性がある
★ ダンジョンみたいに、閉鎖された空間では、魔物にマナを供給しやすいが、
閉鎖されていない空間、ダンジョン外とかはマナが拡散して供給しずらい
★ 召還できる、魔物は、この冊子に載せてあるが、
一般的に強いと呼ばれている魔物は、召還量も消費量も多い
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