第12話 飯がまずかった

 とりあえず、部屋まで飯を持って来てくれると言うので、

部屋で待つことにした。


 その間に黒いスマホのような物の解析をしてみた、

まだ完全には正体がわからないが、相当技術は進んでいるみたいだ。


 ドアがノックされ、食事が運ばれてきた、

運んできたのは、また別の女だった、

付き添いというか、例のバリビューンさんとダブラスさんも一緒に着た。


 「ダブラスから聞いたけど、共通語、喋れる様になったんですって、

言葉わからないようだったから、他の3人とは分けたんだけど、

食事をしながらで、いいから聞いてくれる」


 「あなた何者なの?」


 「俺の名は、星野敬太、地球という星の日本から来た」


 「それはさっき聞いたわ、でも今回来るはずだった人とは、あなたは違う、

地球から来た人もいないわけではないけれど、メッセージはちゃんと読んだ?」


 メッセージ・・そんなものあったのか、

でも、地球から来た人がいるとは、これは朗報だ。

 

 「何かよくわからないけど、眩しい光に吸い込まれて、

気がついたらあそこにいた」


 うーん、まったくの嘘ではないな、


 「で、腹が減っているので食べても良いかね」と話を逸らした。


 ちなみに飯は、全粒粉パンに野菜のポトフみたいなスープ、他、

ラノベで出てくる、まずい飯の典型が出てきた。


 もちろん食べてもまずかった。

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