第6話 惑星探査

 とりあえず、大抵のことはできるようだが。


 やっぱ一人は寂しい、音のない宇宙空間ではなおさらだ。


 そこで俺は、人がすん住んでいそうな星々を、かたっぱしから探査することにした。


 肉体を構築しないで、精神体のままなら重力も無視できることが分った。


 しかし、困ってことにその惑星が、大きいのか小さいのか、よく分らなかった。


 肉体をイメージして構築してやれば、大きさやら重力も、わかるのだが、

即死亡、ぺちゃんこになって、精神体へ逆戻り・・。


 最初の頃は、星の明るいところへ、狙いをすましてみたが・・。

だが、これは、どうやら間違いであったらしい。


 星が明るいというのは、その軌道の天体に向け、

膨大なエネルギーを放出している、はずだろうから、

生物における影響は、とても大であると、考えられる。


 一応、駄目元で、ガス星雲も調査してみたが、ダメだった。


 うーーーん、うまくないぞ、どうしたらいい、考えるんだ俺・・。


 そうだよ、こちらから出向くのではなく、向こうから来てもらえばいいんだよ、

さすがは、星に導かれし者、俺頭いい・・。


 でも、導いた者にどうやって、連絡をつけよう。


 手を振ったり、旗を振った程度では、

お迎えには、来てくれないだろうな。

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