第5話 満天の星々へ

 俺が今見ているものは、まぎれもなく、

満天の星々たち・・

ひょっとして、俺は星に導かれたのか・・


 俺がさっき見た、あの青白い眩しい光は、おそらく臨界、

あくまでも俺の推測だが、臨界によるエネルギーによって。


 クラインの壺が発生したのではないだろうか?


 精神体が、ドンドン加速度的に小さくなり、

物質の最小(ミニマム)たぶん素粒子か何かに張り付き。


 その一部が壁を突き抜けて中に入った、

そこには無限(マキシム)に、広がる宇宙が展開をしていたと・・


 あながち俺の推理は、間違いではないだろう、

でないと、目の前に広がる、広大な宇宙を説明できない。


 しかし本当に音もなく、光輝く満天の星々を見ていると、

本当に、神々しく思える。


 ほしのゆめみさんが見たら、感動の涙を流すに違いない。


 とりあえず、ズーと感動に浸っているわけにいかない、

しかたなく、手とか足とかあろうである場所に、目を向けたが、

そこにはなにもなく、どうやら精神体である可能性が高い。


 まあ物は試しと、元の体をイメージしてみた。


 うそかまことか、元の体が再現された・・でも即死んだみたい、

宇宙空間は真空に近く、生身の体じゃーそりゃーもたんわ。


 まわりにバリアみたいのを張って、空気を入れて中に入れば、

できるんじゃねーと思ってやったら、できた。


 では移動とかは、とうだと思ってやったら、これもできた。


 さすがは星に導かれし者、もうなんでもありだな、

ラノベのチートなんか目じゃないて感じだ。

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