第4話⁂不気味な男?⁂
幸三郎は3年間岩手県の人気ラ―メン店で修業したのち、東京の自宅アパ-トに戻って来た。
2021年現在は3年保育が当たり前だが、今から40年程前は殆どが2年保育だった。
だから琉生は4歳から幼稚園に入園したのだが、その間、北山の暴力と大人の愛欲の現場を嫌と言う程見せられ続けた。
北山は休みともなればパチンコに行くか、琴美を抱いているか。
琉生は北山がいない時間を見計らってママに甘える。
愛に飢えている琉生はまだ乳離れが出来ていない。
それでも北山がいる時にオッパイを吸うと、殴られる事をよく知っている琉生。
こんな幼児でも、パチンコに行けば長時間帰って来ない事をよく分かっている。
居なくなるとママに飛び付き””チュウチュウ""オッパイを吸うのだった。
ある日駐車場に向かった北山は、うっかり免許証を忘れてアパ-トに取りに来た。
その時に琉生が琴美のオッパイにしがみ付いている姿を見て、カ———ッとなった北山。
「もうじき4歳だろうが?いつまでオッパイを吸っているんだ——!
このガキが——!」
そして琉生を琴美から無理矢理引き離して壁にぶつけた。
「あなた酷―———い!琉生が死んだらどうするの~!」
「ワァワァ~~ン😭ワァワァ~~ン😭ママ~!ママ~!」
琉生も恐怖でママにしがみ付いている。
まだ若い盛りの北山は「俺の女のオッパイだ!触るな!」
嫉妬と欲望がない交ぜになり、無理矢理琴美から琉生を引き離し、荒々しく琴美のブラウスと下着を剝ぎ取り飛び付き荒々しく愛撫を…………。
「ヤヤ ヤメテ———!琉生が⋈◍。✧♡アァ~~~!*・*💛⋆.*。琉生がアア~~~*⋆。💋・*見ているアァ~~~!」
琉生は母の生々しい女の姿を、嫌と言う程見せられていったのだ。
北山の暴力と聖母のように清らかで優しい母琴美が、いつの間にか堕落した愛欲に溺れる淫らな姿に変貌させられている。
日夜、まだ4歳にも満たない幼な子を、言葉の暴力と殴り蹴りして虐待する北山。
更には只々生々しい女の部分を子供にさらけ出し続ける、愛する母の姿は琉生に大きな影を落とす事になる。
***************************
2010年12月某日厳しい寒さの中、冬のひだまりがことのほか暖かく感じる歳末。
南砂町にある小洒落た山本家の離れにある一室では…………?
日中だと言うのに、カーテンは全方位閉められ真っ暗な部屋の中で、パソコンの明かりだけが薄く辺りに光を放ち、パーカ-で顔の殆どを覆った男の姿が………。
身体中毛布に包まり不気味に口角を上げ………多分何かを見て興奮しているのか?
それとも不気味に笑っているような???
「ああああああああああ!グウウウウ———!」
そういえば琴美と北山は一体どうなったのか?
幸三郎は2人の愛欲の日々に気付いたのか?
アッ一瞬何か動くものが????
一体何があると言うのか???
やがてこの家の秘密が徐々に暴かれていく事になる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます