第17話 愛されること

「きな、お前すなに抱かれてるのか?」

ないないさんが聞いてきた。私はきょとんとして

「ないないさんそんなことわかるの?」

「俺じゃなくても解る。色艶が急にでてきた」

「そんなもんなのかなー。今すなの家で暮らしてるの。一人の時は寂しいけどすなはずっとそんな環境だったのよね」


「高校で同棲かよ。気をつけろよ学校にばれたら退学ものだぞ」

と一角君。やっぱり同棲になるかぁ。することもしちゃってるしなぁ。

「別にいいんじゃないか。高校は義務じゃないし退学ならそれでも」

とないないさん。この師匠ならそう言うだろう。でも…

「せっかく入った高校だもんな。できれば卒業したいかな」


「だったらすぐに家に戻る。のこりわずか1年半だ。危険冒さない」

と炎火さん。さくらさんもその方がいいと言った。


「たった三ヶ月間かぁ、賭けないか子供できたら自主退学。もう一度俺の家に来い。出来なかったらそのまま三年になる。一年半禁欲するよ」

「そこまでする必要がある?」

「だってお前の部屋、長兄ノックもしねーじゃん」

「一応、鍵ついてるけど?鍵私管理で」

「なんだよ、それ何故かけないんだよ」

「お茶が運ばれて来なくなるから」


かくんとうなだれるすな。

「それがお前の10年間の穴埋めか?だったら俺といるときぐらいもういいだろう」

私は笑って言った

「必要なときだけ鍵をかけるよ。それで兄も意味を理解するでしょうし」

「理解して止めに斧で割って入ってきそうだな…」

「三ヶ月帰らなかった。それが何を意味するかぐらいわかってるよ」

「それもそうか。賭けていい?」


私は目を細める。もう一度

「少し怖いな。私堕してる」

「今度はその必要はないから」


そしていつも私たちは口付けから始まる


で、結局、私たちは元に戻った。退魔と勉学に明け暮れる生活は相変わらずである。

そのおかげかしらないが三年の最初の学期末てすとはなんと256人中30番まで上がっている。はっきし言って国立を受けれる偏差値である。もっとも私に大学行く

意思はないが。

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