第15話 急な連絡
私たちは高校二年生にあがり、退魔と勉学に明け暮れる生活を相変わらずしてた。そんな、なにごともないで過ぎようとしてたある日。今日はすなが退魔の仕事が入ってこれなかったので少し寂しい気分をしてた。でも違うギルドで退魔の仕事をしていればこんなことは多々あった。早く寝てしまうに限ると眠りにつく。
「きな、きな。ごめん起きれる?きな、きな」
「んー…」
ガバッと起きる私の上にすなが座っていた。いつぞやにつかわれたなんたらいう幻影術だ。こっちからはなにもつたえられないのですなの言葉を待つ。
「寝てるとこ、起こしてごめん。しばらく逢えない…ゆっくりも話せないんだまた少し立ったら連絡するよ」
それだけいうと消えていく。
そんなの待ってられなかった。次の日、喫茶&バー『遠路』につくなり、データーさんに飛びつく。
「データーさんお願い。すなの家教えて今すぐに行きたいの」
「それは調べるまでも無いが。仕事が入ってる」
「つっ、こんな時に」
「きなどうした?冷静さを欠けてちゃ命取りだぞ」
とないないさん。昨日の話をざっとする私。
「理由もいわずに通信切っちゃうんだもん」
泣きそうな私が居た。
「また連絡すると言ったのだろう。なら緊急は要しない。仕事に集中しろ」
私たちは魔狩りにくりだした。すなのことが気になるが早く倒せばいいこと。一気に結晶を敵に叩きつける。それで魔は四散した。炎火さんが来て私をひっぱ叩いた。
「一つ間違えば仲間を巻き添えにした。仲間を守る立場のきなは守りよりあまりでしゃばるな。しかも範囲を周りも確認せず仲間に結界も張らずかけるなんて」
そうだった結界攻撃するにも先に仲間を結界で守れるようにするほうが先だった。
「まぁ、みんな咄嗟だけどその場を離れられたし、はやくすなのもとへいってきなさい。安心すればこんなこともないわ」
「ほら地図のコピー。スマホに転送した」
「ごめんなさい。ありがとう。行ってくる」
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