これが彼シャツってやつか①

Side ひよしさん



空が風呂から上がってきた。


「ひよしさん、僕の服まだ洗濯中だから、ひよしさんのTシャツ借りちゃった。」


「おー、そうか」


と言って、空を見た瞬間、飲んでたビールを噴射しそうになった。




こ、






こ、






これは、彼シャツってやつじゃないのか!!!!



空は、俺のぶかぶかの半そでTシャツを着ていた。


「どうしたの?ひよしさん」


俺がビール片手に固まっていたので、空が小首を傾げた。


「おまっ、わかっててやってるのか…?」


「え、何が?」


予想はしていたが奴はやはり無自覚だった。


俺のぶかぶかのシャツを着た空は、普段よりも余計に幼くなって、可愛かった。


それはもう、めっちゃくちゃ可愛かった。


彼シャツの魔力


うわさには聞いていたが、ここまでとは…!


「ひよしさん、なんか変だよ?あ、もしかしてこのシャツ着ちゃいけないやつだった?」


「いやいやいやっ!いいんだ、そのまま着ていてくれ」


俺は飲みかけのビールをテーブルに置いて、空に近付き、頬に手の平を添えた。


「?、ひよしさ、ん、っ、ぅむ、んんっ」


俺は空に口づけをした。


舌で口内をむさぼり、空の舌を吸った。


「んんっ、んぁ、ぁ、はぁっ」


口の中を舐め回し、ようやく唇を離した。


「っ、はぁっ、ひ、よしさん?急にどうしたの…?」


いきなりキスされて空は戸惑っていた。


でもそれ以上に…


「お前は、どんだけ俺を誘惑すれば気が済むんだ!?」


「はい?何の話?」


「出たよ無自覚!お仕置き決定だな!」


「はぁっ!?なんでそうなるの!!」


訳が分からないといった感じで抗議の声を上げる空を無視し、スウェットをパンツごと一気に引き下ろした、


「やっ、ちょっと!」


あまりに突然の事に、空はシャツの裾を引っ張って股間を隠した。


「うゎ、えろ。裸にTシャツだけとか、えろ」


「ひよしさんが脱がしたんでしょ!なんで急に脱がすの!」


裾で一生懸命股間を隠しながら足を内股にしている空が可愛すぎるたので、スマホで写メを撮った。


「な、何!?撮らないでよ!」


「いいじゃん、記念記念」


「何の記念っ!?」


俺は空を激写した。


空は「やっ」とか言いながら、一生懸命シャツの裾を伸ばして、下半身を隠す。


裾は調度、ミニスカートくらいの長さで、ぎりぎり股間やお尻が隠れるような感じだった。


「お前、足ほっそいよなぁ」


少年らしいすらっとした足だ。


太腿は、細さの中にも張りがあり、程よい肉付きで柔らかそうだ。


おまけに…


「お前さ、すね毛って知ってるか?」


「っ、うるさい」


そう、空の足にはすね毛が全くない。


薄いのではなく皆無なのだ。


スカートを吐かせたら女の子の足にしか見えない。


あ、それいいな。


今度女装させよう。ニヤニヤ。


空のおいしそうな足を触りたくなって、空に近付いた。

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