第24話 新しい生活
新しい朝が来た!新しい生活が始まりました!ルディアちゃんはすでにキッチンで朝食の準備中です。とりあえず荷手解きして片付けを進めましょう。午後はお姉ちゃんたちと町に探索に出掛けるからチャチャとやりましょう。
「ミーアちゃん、朝ごはん出来たよー」
……朝ごはんを食べてからね。
「記念すべき最初の食事はオムレツだよ」
ルディアちゃん特製のふわふわとろとろのオムレツ美味しいんだよねー。すでにニゲラくんは席に着いている、いや手伝ってたのか偉いなー。私も明日から頑張ろ。
「ミーアどうせ後になったら分かることだから先に伝えておくことがあるんだ」
「んっ?もぐ、なーに?」
「俺の部屋の相手なんだけど、どうやらランゼル王子らしいんだ」
「もぐ、そうなの?聞いてなかったよ。お城から通うんじゃないんだね」
「あの、へんたいシスコン王子がここに住む?直ぐに殺しに行こう、どうせミーアちゃんの近くに居たいからわざわざ寮に住むんだよ、殺して良いよね?」
「ルディアちゃん、落ち着いて」
「だけどミーアちゃんあいつは」
「私のパンツあげるから、落ち着いて」
「しょうがないな、今回は許してあげるよ、ミーアちゃんはわたしが守るね」
「うんうん、ありがとね」
「ルディア……君がそれで良いなら良いけどお兄ちゃんは少し悲しいよ……」
お姉ちゃんとお兄ちゃんと町の探索に来たけど、何やら視線を感じる。自信過剰ではなく本当に感じる。通りを歩いているだけなのだが結構な人が私を見ている。
「お姉ちゃん、お兄ちゃん、何か知ってる?」
「ななななんでかなー?」
「ききき気のせい気のせいだよー」
「ルディアちゃん調べてきて。私が聞いてもはぐらかされてしまう」
「わわわわたしも、きききっとムリダヨー」
「……ルディアちゃん」
「ワタシナニモシラナイヨー」
「……パンツ返してもらうね」
「ごめんなさい知ってます、リオンお兄ちゃんの作った木製ミーアちゃん人形を配りまくりました。ファンクラブ会員になってくれた方にはアイナお姉ちゃん作の特製水晶ミーアちゃん人形が送られてます。木製は3000体、水晶は500体普及しています。ミーアちゃんファンクラブ0番で会長のわたしが保証します」
なるほどなるほどみんな私の姿を人形で知っていると、その本人が来てたら見るよね。
「ルディアちゃん、お兄ちゃんお姉ちゃん正座!」
「「「はい」」」
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