第23話 学校へ行こう2

 馬車に揺られ、途中昼休憩を挟んで、もうすぐ夕方と言う時間帯に王都に到着しました。

 王都は広く、私たちが入った東区は学校中心の学生区、北区は王城と貴族街、騎士団、中央区は商業中心、西区は農業、南区は住宅街と大きく別れている。きちんとお勉強してきました。


「町探索は明日にして、今日は学校の寮に直行だよ」


「お姉ちゃんとお兄ちゃんが待っててくれてるんだよね?」


「2人とも是非案内させてほしいって、1ヶ月前から毎日お手紙もらったからね」


「相変わらずだねー」


「2人とも、もう少しゆっくり歩いてくれ、馬車で酔ったみたいだ」


「もーニゲラくんはだらしないなー師匠に鍛えてもらった方が良かったんじゃないの?」


「君たちのは稽古じゃない、完全に殺し合いだよ、俺の体が持つわけないだろ」


「ルディアちゃん、一般人は巻き込んじゃダメだよ?」


「ミーアちゃん、わたしも一般人だよ?」


「あーうんそうだね、ルディアちゃんの中ではそうなんだね。大丈夫だよどんなに遠くに行っても大切な家族だからね」


 ルディアちゃんの非一般人ぶりは学校で浮かないかな?

 東区の商店街を抜けると直ぐに学校に着きました。王都リュコーリアス学校立派な門構えです。流石広そうです


「待ってたわよーミーア、ルディア、ニゲラ」

「ようこそ、王都リュコーリアス学校へ歓迎するよ」


 お姉ちゃんとお兄ちゃんが現れた。

 中庭を通ると本校舎、周囲に各学年の寮と食堂、部室棟、図書館、特別室棟、運動施設などが建っている。食事は食堂を利用するも良し、寮の食堂で自分たちで用意するも良しと自由です。


「ここが貴方たちの1年生寮よ、私たち4年生寮はあっちの建物だからね、遊びに来てね、荷物を置いたら夕食を食べに出掛けましょ、学校が始まるまでは食堂は営業しないから町に食べに行くか、自分たちで作るのよ」


 寮は5階建てで中は1階が談話室と自炊用の食堂、2階から上は左右で男女に別れた部屋になっている。2階の食堂の上の部屋が私たちの部屋です。2人部屋なので私はルディアちゃんと同じ部屋です。

 荷物を置いて、お姉ちゃんたちと夕食を食べに出掛けました。帰りに食材を買って帰りました。明日からはルディアちゃんが作ってくれるそうです。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る