第2章
第22話 学校へ行こう
私は7才になりました。ついに学校へ行けます。制服良し、手荷物良し、大きい荷物は先に寮の部屋に送ったし、明日はこの家を出て学校の寮に向かいます。
王都に住んでいる子は寮に住んでも良いし、自宅から通ってもOKです。1学年200人程の入学生がいるらしく、毎年8割くらいは自宅からで寮に入るのは40人程度らしいです。
食事は食堂棟で食べても、寮のキッチンで自炊しても、外に食べに行ってもOKです。ルディアちゃんは3食作る気満々ですが無理はしないで欲しいな。
学校の入学式は1週間後なのでそれまでは準備期間です。
王子様はあれからお姉ちゃんの所へ何度も訪ね結婚を申し込んだが断られ続け、時にバトルしたりして、今では良くわからない友情が芽生えたようです。
「楽しみだなー楽しみだなー友達100人出来るかなー」
「ミーアちゃん100人も友達作るの?」
「友達100人作りたいって歌だよー、本当に作れたら良いけどね」
「ミーアちゃんの魅力なら作れるかもよ?100人どころか学校全員!いえ世界中が友達になってくれるよ!」
ヒートアップしてきたルディアちゃん、そんなに沢山は流石に要らないかなー。明日の為にも、早く寝ましょう。おやすみなさいルディアちゃん。
夜中にルディアちゃんが抜け出したのを私は熟睡していた私は気付かなかった。
その夜は遠くで2つの大きな力がぶつかり合う音が響き渡った。
翌朝、私とルディアちゃん、ニゲラくんの3人は馬車を貸しきって王都へ出発しました。朝出て夕方には着くので8時間くらいの旅です。
「ルディアちゃん怪我大丈夫?」
「うん、ろっ骨が3本折れただけだよ?」
「そっかーろっ骨3本だけかー、……それって大怪我だよね!何で小指ぶつけたくらいの感覚なのかな!?」
「もう治りかけてるよ?それにろっ骨は6本有るって聞いたから3本くらい大丈夫だよー」
「治りかけなの?そんなに早く治るものなんだね、良かったよ」
「いやいやミーア、普通は数ヵ月はかかるよ、ルディアはもう手遅れなんだよ」
「!ニゲラくん手遅れはひどい!」
お母さんも容赦無いなー、ルディアちゃんも凄く強いのになー。
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