第9話 なに作ろ?なに作ろ?

 お祭りで日頃の感謝の印にプレゼントを贈ろうと思い、何にしたら良いかルディアちゃんとニゲラくんに相談したら、そんな時はトイさんだよ!と言う訳で3人でアドバイスを貰いに来ました。


「おぅいらっしゃい、どうした3人揃って?」

「あのねトイさんお祭りでみんなにプレゼント贈りたいんだけど何作ったら良いかな?」

「あとあと、私たち3人でお揃いの物も作りたいの」

「ふむふむ、贈り物か、日頃使ってもらうものならコップが無難だが、小物ならペンダント、指輪、ブレスレット、ブローチだな」


 お父さんにはコップ、お母さんには指輪、お姉ちゃんにはブローチ、お兄ちゃんにはブレスレットが似合いそうだなー。それで私たちはお揃いのペンダント!思ったより大変かも。

「俺は指輪以外なら良いよ?」

「じゃあペンダントでも良い?」

「あぁ、良いよ、本を読むのに邪魔にならないからね」

「じゃあペンダントに決定ね!」


「ペンダントの飾りに水晶はどうだい?夢が叶う言い伝えがあるぞ、色も色々あるから綺麗だぞ」

 トイさんは水晶を机に広げてくれた。白、赤、青、黄、緑、紫、黒、水晶ってこんなに色があるんだ!

「俺は神官の青が良いな」

「私は薬学士の緑にする」

「私はまだ夢決まってないしなー」

「じゃあ、何色にも染まってないから白だね!」

「そっか、そうだね白にするよー」

 水晶に穴を空けて紐を通せば完成です。真ん中に白、左右に緑と青の3つの水晶が綺麗です。3人でお揃いのペンダントを作りました。

 家族のプレゼントもトイさんに教えて貰いながら作っていきます。

 お父さんのコップには黒水晶をワンポイントとしてつける。

 お母さんの指輪は赤水晶をつける。

 お姉ちゃんのブローチには紫水晶。

 お兄ちゃんのブレスレットは黄水晶を飾り付ける。

 料金は今までのアイデア料で充分との事だったのでありがたく受け取っておいた。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る