第6話 ルディアの夢~ニゲラ視点~

 俺はニゲラ、町の神父の1人息子です。

家にはもう1人ルディアが住んでます同じ年の女の子です。

 最近もう1人の幼なじみのミーアとルディアの3人で湖に行った。

ミーアが泳げないので教えてほしいとの事、俺とルディアは特に練習しなくても泳げたしミーアも直ぐに泳げると思ってたけど、なかなか苦戦してるらしい。

 問題はその後だった、俺は体が熱かった風邪でも引いたかな?直ぐに寝ようと思ったけど何故かオセロを作っていた。

まぁ作り終わる事には熱さは無くなってたから風邪じゃなかったのかな?

 オセロはミーアの提案で売ることになった。雑貨屋のトイさんに聞くと売れ行きは良いらしい。売り上げの一部は俺にくれる、お金が稼げればひょっとしてお父さんにお願い聞いてもらえるかな?


「ルディアも学校に通わせてほしい」


 ルディアは血は繋がって無いけど家族だと思っている、だけど学校はお金が掛かる、前にお願いしたときは、2人が無理なら俺の代わりにと言ったけど、ルディアが拒否した、俺を差し置いて1人だけ学校には行けないと、ルディアの将来の夢は薬学士だから学校へ行ってしっかりと勉強して欲しいのに。

薬学士は薬草などの薬で怪我を治したりする職業らしい。なんでも回復士と言う、魔術で怪我を治せる人がいるらしいけど、希少で王都の王様の所にしか居ないらしい。


 お父さんからは許可は出た、条件として俺もお金を稼いで学費に使う事、お金が稼げなくなったらルディアは学校を辞めさせる事、ルディアを守る事、ルディアの為にもっと売れるもの考えないとな、頑張れ俺!ルディアの夢を支えるんだ!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る