第一巻あとがき

 第一巻を読んで下さってありがとうございます。


 早速ですが、第一話の紹介部分で、いきなり読者をふるい落とすかのような事を書いてしまった事に、すぐに後悔してしまいましたが、その時にはすでに数人の方が読んで下さっていたので、今更消す事も出来ず、「しまった~~」と思っています。


 この「深淵のルシオール」では、「エレス冒険譚」本編で、かなり大きな影響力を与えている人たちが多数登場します。

 頂いた感想では、「リザリエ」のことや、「ルシオールが思ったよりも可愛くてビックリした」という事でした。有り難いです。

 転生ではなく、召還的な立場の蛍太郎君ですが、一切チート能力はありません。高校生なので、現代知識も生かせません。生かす地位にも就いていませんし、行かす気がありません。

 言葉が分かるだけラッキーだと思って貰うしかありません。

 はっきり言って雑魚です。現実はそんなものかなと。

 

(※以下、ネタバレ含む)


 

 震災の後、筆を置くきっかけとなった作品ですが、蛍太郎の街を竜巻が襲うシーンですが、あれは本来は大地震と、巨大な津波という大災害の発生で表現していました。

 かなり生々しく自身と津波が島を襲うシーンが描かれていて、舞台も「東北」としていますが、「岩手」立った為、震災後、それを書いてしまった自分が許せなくて、急いで竜巻に書き換えたりしたのですが、それでは収まらずに、筆を置きました。


 当時は、本編、外伝もほとんどが頭の中で出来上がってはいたのですが、まだ本編もちゃんとは書いていませんでした。なので、二巻の後半まで外伝である「ルシオール」を書き進めていた所です。


 ですが、今はエレスの話しを形にしたくて、自分が読んでみたくて、再び去年から筆を取りました。

 今は小説投稿サイトがあるので、せっかくだから上げてみようとエレスのお話を上げてみました。

 転生、チート、ざまぁ、追放が多い中、ちっとも流行に乗っていない作品ですが、それでも読んで下さっている人たちがいるので、最後まで書き続けたいと思っています。

 

 ただ、エレスには外伝も沢山あるので、とにかく重要なこのルシオールは書かないといけないと感じ、10年以上ぶりに封印を解いた所です。


 このルシオールは全三巻で、すでに書き終えています。一巻、二巻は量が多いのですが、三巻は短いのでご了承下さい。



 そして、このルシオールには、どうも全作品の中で私が一番好きなキャラクターがでています。

 千鶴さんです。がんばれ、千鶴さん。負けるな千鶴さん。もっと小説キャラっぽい名前にしてあげたかった。ごめんなさい。


 と言う訳で、次はエレスの話しの第二部終了となる12巻の発表後にルシオールの第二巻を発表します。

 それまでお待ち下さい。

 重ねて、第一巻を読んで下さった皆様、ありがとうございました。

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