第7話

親には、「勉強しろ」 と言われたのでこつこつとしていた。

冬になると、私立中学校の受験があった。

僕は、飛び抜けて賢くはなかったけど学校の中では、それなりに勉強は周りよりできていた。


ので、授業料金を免除してくれる程度で受験を制した。


だから、今ここに至るわけである。


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「ということがあったんだ。」


私は、相槌あいずちを打つことしかできなかったけど内容はよく理解できた。


「なるほどね。 そんなことがあったんだ。

苦労したんだね。」


私は、とても悲しい気持ちがある中で心のどかで嬉しい反面もあった。


蒼太は、家政婦さんが出してくれたジュースを飲み一服をした。


「こんな時間になっちゃったね、 ごめんね

僕の、長話に付き合ってくれてありがう。」


「ううん! いい話が聞けたよ! もっと聞きたいけど、蒼太君は大丈夫なの?」


「ごめん。もうそろそろ帰らないとご飯の準備をしなくては…」


私は、それを聞いた時少し寂しく感じた。

けど、また会えると思い頷いた。


「また、会えるよね?」


「何言ってるの?w」


蒼太が、笑いながら言った


「同じクラスだよ? 明日学校に来れば必ず会えるさ。」


私は、明日が楽しみになった。


「じゃー、そろそろ帰るね。 バイバイ」

と、蒼太が帰ろうとしたけど私はそれを止めた。


「家政婦に、車だしてもらうよ! だから、遠慮なんてせず乗って!」


「いや、でも…」


蒼太が、すごく申し訳なさそうに言ったので私は、

「私も、コンビニ行く継いでたからさ! 乗って乗って!」

と言って、蒼太を説得させた。


蒼太は、また御行儀よく靴を払い

「お願いします」 と、伝えた。


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