第5話

初めて今日、会ったのにも関わらず期待してしまっていた。


私は、もう男子が怖く無くなっていた。


蒼太は、考えていたのが終わったのか

こちらを見てきた。


それと同時に話し始めた。


「まず1つ目、これは借りとして後々俺が困っていたり、これをして欲しいって時に活用したい。いいか?」


私は、少し考えた。


ちょっと待てよ、ってことは1000円以上の返しを出来るかもしれない、しかし万が一の事が会ったら嫌だなと思った。


けど、これ以上は足掻いたって多分無駄だろうなと思ったから、了承することにした。


「わかったよ。 でも、無理なことは無理だからね!?」


「例えば、やらいしこととかは、私無理だからね!? まだ、早い! 1人でもしたことないなら」


私は、男子に初めて嘘をついた。


1人でもしたことないって言うのは、嘘だ。

さすがに、私だって周りが女子に言われて多少興味があったのでしたりした。


最近も、たまにしたりしているがしょっちゅうしたりそこまでは、性欲は強くなかった。


蒼太は、そんなことを考えていなかったので「え?」って顔をしてしまった。


「何を言っているの? そんなことは、絶対頼まないよw」


くっ!やられた!と思った。

恥ずかしかった。

深読みしすぎてしまった。

まーいいか、先に先手を打つことで慣れてきたとしても、「前言ったよね?」で済むから楽になる。


「あー、もういい! なんでもない! 」


「で、2つ目は何?」


私は、期待していたが多分無理だろうと思った。

こういうのは、初めに言うのが普通だったからだ。


「んー、じゃー友達になってよ。」


「え??」

私は、混乱した。

友達と言うのは、同性との付き合いのことを友達だと、思っていた。

どう反応すればいいのか、少し考えてしまった。


蒼太が、いきなり語り始めた。


「実は、僕、、」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


僕は、生まれてから何不自由なく生活していた。

小4の時に、両親が些細なことで喧嘩が始まり次第には、1週間話さない時があった。

それで、両親は離婚し男1人で育ててもらった。

が、離婚した時に友達からいじめられるようになった。


「お前の家系は、崩壊ww」


「うわー、こいつの家族やばww」


など、いじめられるようになった。

これまでは、序の口だ。

時には、上靴に落書きがされてたりしていたり物が無くなったり、

1番酷い時には、帰る時に必要な靴を隠された。

僕は、辛かった。

から、先生に相談したらいいんだ! と考えて実行してみると、

「知らん、お前のせいでこっちだって手続きがめんどくさいんだよ。」

と、言われ追い出されてしまった。

僕には、仲間がいないと確信をした。

もう、我慢が出来なかったので親に相談をした。

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