第594話 相談2
今、暇って言ったのかコイツ‥。
誰のせいでこんな目にあっていると思うの‥。
サブ人格最高神が生まれて初めて歯軋りをしながら怒りを我慢する。
『ごめんって。
天界を任せきりにして。』
え?
その言い方だと天界に戻ってきてくれる?
サブ最高神のテンションが少し上がる。
『うんや。
まだ当分は戻らないよ。
ごめんって、変に期待させちゃったね。
めんご。』
最高神が軽い口調で謝ってくる。
クソッ。
期待した私が悪かった‥。
サブ最高神のテンションはだだ下がっていた。
『で、相談なんだけどさぁ。
鍛治神が邪魔なんだよね。
存在を消すのが早いんだけど、さすがに神を消したりすると多少問題になるからね。』
最高神がとんでもないことを口にする。
『イヤイヤイヤ、全然多少じゃないから!
ダメですよ、勝手に神を消したりしたら。』
下手をしたらやりかねないので注意しておく。
『あっ、遅いかも。
例の天界を逃げ出したヤツは消しといたから。
何か斗馬を狙ってたからサクッと消しといた。
で、悩んでるのがなんたら帝国の事なんだけど。
このままだと斗馬が王にさせられそうなのよね。
だから、帝国ごと存在を消すか‥
あとは死んだ王様を復活させるか‥
何だか面倒なので斗馬が初めて異世界に来たぐらいに刻を戻そうか‥
ねぇ、アナタならどうする?』
‥‥‥‥頭が追いつかない。
え?
黒幕消したの?
帝国を消す?
王様を復活させる?
刻を戻す?
イヤイヤイヤ、選択肢がどれもエグいって!
最高神からの相談にさらに頭を悩ませるのであった。
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