第581話 本題
『さて、そろそろ真面目な話をしましょうかね。
ふぅ〜
誰かさんのせいで脱線ばかり‥‥』
光ってて姿は見えないが、最高神様はあきらかに女神様を意識していた。
「まったく、誰のせいですかね。
まぁ、私には関係ないですけど。
斗馬、好き!
チュッ」
女神様が頬にキスをしてくる。
『チッ』
最高神様が舌打ちする。
って、最高神様が舌打ち!?
「ほら、早く本題に入った入った。」
怒れる最高神様を揶揄う女神様。
『お前、覚えとけよ!
ぜってぇー泣かすからな!』
ヤンキーのような言葉遣いになる最高神様。
下手にツッコミを入れると、また脱線しそうなので無視することにする。
『で、本題に戻りますが‥
この後、怪我の癒えた斗馬には下界に戻ってもらいます。』
「え〜、もう帰るの???
もっと天界に居てよ〜。」
『ちょっと!いちいち話に入ってこないで下さい。
次邪魔したら部屋から追い出しますから。』
「は〜い。」
最高神様の言葉に女神様が不満気に返事する。
『チッ』
先程より大きな音で舌打ちが聞こえてくる。
『ただ、下界に戻ると問題がいろいろあります。』
最高神様の緊張感が伝わってくるのであった。
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