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主人公の平和慣れした日本社会への疑問?が、この小説の良いアクセントになっているなと思います。俺Tueeeeeだけでは飽きちゃいます。主人公に共感するかどうかは好みでしょう。作者が何を表現したいのかがよく分かる章だったかな。この小説を読み続けるかどうかの決め手になるかも。
作者からの返信
どんな作品であれ、万人受けする主人公は存在しないと感じていますが、それでも筆者なりの信念を通す子に主役を託したいと常日頃から考えております。
今回に限らず、これまで様々な点でハルトが気づいてきたものは、読み手のみなさまに伝わらないことも多々あるとは感じていますが、それでも曲げられない部分を書くことも多いです。
今回のお話もそのひとつですね。
転生チートが本来は転生者を守る為のものであつた勇者も元来は其のやうなものであつたと云ふ異世界転生転移譚設定あるあるも異世界の中世的未開野蛮とリアル現世の超先進社会との落差を埋めてフアンタジーの虚実皮膜を全うさせる為のものと納得させられる
中世的未開野蛮に不如意に身を投じられた転移転生者は前世の安全と水が只な世界が如何に稀有なものか実感させられる
然うして年若い読者も亦頭の中お花畑な平和ボケでゐられる事が如何に稀有な幸ひであるかを主人公を通じて何程か感じ取つて呉れる事であらう
此の世には只なものは存在しない
お番犬様のお蔭で平和ボケでゐられる三世代になんなんとする太平も三百万英霊を代償に得られたものである
東亞解放戦争による人口の5%の喪失は同時代の他の其れに比して軽微である
幸ひと謂ふべきであらう
其の地政学的位置によりペルリ侵略艦隊のエド湾侵入から解放戦争に至る迄過酷な戦ひを強いられて来た帝國の民は人類世界のヘゲモンであるアングル族の属州として其の庇護下に置かれる事で地政学的圧力からやつと解放される事が出来た
主人公と共に平和ボケの有り難みを少しでも感じられれば年若い読者は娯楽を通じて何程かの真実を知らされる事になる
真実は貴方達を自由にするとあるが如し
作者からの返信
筆者個人の見解で書かせていただけるのなら、チート物の作品の7割以上がそういった"勇者様"で構成されているような気がします。
だからこそ筆者には面白みを感じないんですけど、王道だからこそいいと判断される方が多いようですね。
帝国に関してはそこまでリアリティーを追求することはありませんが、総じてロクでもない選民思想が根付いていると思います。
同時に、それほど大きなテーマもなければ、何かを伝えるような壮大で崇高なものも含ませてはおりません。
ただ、どうしても書きたくなってしまうんです。
平和な日本で暮らしていた少年少女が魔物や盗賊のいる異世界に来て、平然と暮らせるわけないでしょって。
本音を言えば、ここは絶対書くべきだと思うんですよね。
何度か感想でも来てましたが、もう少しだけ人の命をしっかりと考えてほしい方が何人かいらっしゃいました。
筆者には危険思想に思えることを平然と言葉にできてしまうことに、少なからずショックを受けています。