ぎゅぎゅっと読み応え成分が凝縮された幕の内弁当のような作品。他ではまず目にしない家魔法、突然現れる青年により起動した“ぶれぇかあ”二人が出会った事により、全く機能せず嫌いだったはず物件が、大切なマイホームに変わっていく。冒頭の文章だけで、頭の中のイメージがぐんぐんと膨らんでいくステキな作品です。設定自体が他の作品にはないオリジナリティに富んでいます。心がホッとする、マイホームという一つのテーマを軸にしたこの作品を是非、ぜひぜひ読んでみてください。