第15話 計画始動
俺は拠点に戻ると、みんなを集めて今後の予定を伝えた。まず、ブルータス以外の都市の闇ギルドを潰すことにした。ブルータス以外の闇ギルドは多くても300人なので弱いところから潰していく。その際、トップ以外はなるべく殺すことはせず、その次の抗争で前線に立たせるようにする。それで生き残れば正規メンバーになれる仕組みにする。
一番隊と一魔で準男爵領東部を、二番隊、三番隊、ニ魔隊で西部を担当する。一番隊らは50、50、70、80、100、150人規模のギルドを二番隊らは40、60、90、120、140人規模のギルドを順に潰す。俺は下調べを命じた。
そして、俺とマッシュは再びブルータスに来ていた。今回の目的は表の身分を作るためだ。まず、冒険者ギルドと商業ギルドで身分証を作ってもらう。冒険者ギルドは金さえ払えばいいだけだが、商業ギルドは一応、ちゃんとしたテストがあったのできちんと二人で合格して身分証を作って貰った。
俺たちは冒険者ランクを上げることにした。商業ギルドは最低ランクのDランクでも露天商人と行商人になれるからDランクの人も多い。しかし、冒険者のHランクは街のお手伝い程度しかできないのだ。せめてEランクになりたい。
次の日、俺たちがギルドに行くといかにもチンピラ風の男4人に囲まれた。
「おい、テメェらみたいなガキが来てんじゃねぇよ。冒険者の質が下がんだよ」
「子供二人に4人がかりでよってたかることしかできない雑魚は黙っとけ」
俺が言い返すとマッシュほどの身長のあるやつが俺を殴ってきた。俺は拳を避けるとそのまま顔面に拳をきめた。たぶん、鼻は折れただろう。すると、他の3人も怒って襲ってきたからマッシュとボコボコにした。ギルドの中でみんなの注目を浴びているのも気にせず、俺は4人や股間を踏み潰した。すると、奥の受付から女がやってくる。
「あなた達、何をやってるの!一方的にギルド員を痛めつけるのは規約違反です。あなた達の冒険者登録を取り消します」
「はぁ?頭湧いてんのか」
マッシュがキレる。
俺は優しく諭すように言う
「なぁ、俺たちはいきなり絡まれてこいつらが殴ってきたんだぞ。それでも俺たちは悪いのか?」
「関係ありません。あなた達はHランクですよね?冒険者とも言えないような人達ですよね?もちろん、冒険者資格を剥奪します。」
「じゃぁ、この4人も剥奪ですよね?」
「いいえ、彼らは被害者ですし何より結成一年でEランクになった優秀な人たちです。」
俺は怒りを通り越して呆れてきた。俺はギルドに併設された酒場に向かって問いかけた。
「さっき、俺たちが絡まれたの見てたよな?このババァは入りたてのHランクにボコボコにされるような雑魚を無実で襲われた可哀想なHランクを即刻首にするだとよ」
酒場から笑い声が聞こえる。
俺は裏から世界を牛耳る 〜闇ギルドでやりたい放題する〜 @tree-cats
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