第11話 育成終了
育成開始から9ヶ月が経った。450人くらいいた近接組は200人まで減った。大半は訓練にもついていけなくて逃げ出した。もちろん、情報漏洩を防ぐために全員殺した。案外残っているので俺は驚いた。魔法組は100人から2人死んで98人になっただけだ。そんなに辛いことはしてないからだろう。
実力の方は近接は冒険者でいうと
C 俺、マッシュ
D アレク、ムー、サーシャ
E 70人くらい
F 100人くらい
G
H レイン
レインは近接は雑魚だが、弓術と戦術に秀でている。だから弱くても誰もいじめないし、カースト最上位に位置している。俺もここまでとは思っていなかった。
ちなみに、冒険者でFランクになるには早くても3年と言われているから残っているやつは良く頑張ったと思う。ちなみに貴族の騎士や兵士のランクは
王国騎士 Bランク以上
上級貴族の騎士 Cランク以上
中級貴族の騎士 B、Cランク
下級貴族の騎士 C、Dランク
王国兵士 Eランク
上級貴族の兵士 Fランク
中級貴族の兵士 Gランク
下級貴族の兵士 G、Hランク
見てもわかるように騎士や兵士とはたった一年訓練しただけの俺たちが勝てる相手ではない。俺たちは徹底的に卑怯に生きてやる。
残り3ヶ月、俺は午後の模擬戦を集団戦に変えた。もちろん魔法師も含めてだ。60人を5班作ってリーダーが班員を選ぶ仕組みにした。リーダーは強い順でマッシュ、アレク、ムー、
カルロス、レインがリーダーになった。略奪の様子を見ても妥当だろう。馬車を襲うのとは違い、真正面での戦いで最初は見てられないくらい無様な試合だったが訓練が終わる頃にはそれなりに形になった。どの班も、レインの班の真似をしてうまくなっていた。訓練最終日、翌日は休日として夜はみんなで死ぬほど飲んだ。
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