第10話 育成
俺は1ヶ月ぶりに拠点に戻った。拠点ではしっかりと訓練していたようだ。みんな実力が上がってる。今回、俺は魔法使いは100人連れてきた。最初の時とは違い、魔法が使える奴は才能関係なく連れてきた。普通の志願者は400人まで膨れ上がった。移動が大変だったのは言うまでもない。俺はひとまずこの拠点を中心にみんなを育てることにした。
まず、これだけの人数がいるから掟を作った。
1、団員を殺したり、重傷を負わせてない
ただし、正当防衛は除く。
2、団員は決闘を申し込むことができる。
申し込まれた人は拒否することもできる。
決闘は必ず上の人を見届け人にする
3、破ったら基本、追放する
俺はややこしいと覚えられないような奴らだと思って簡単にした。殺しなしには反対意見も出たが戦力を無駄にしないためと言って聞かせた。
掟を作ったところで俺はみんなを強くするために色々と考えた。俺は考え抜いた末に、1年間かけて強くすることにした。それまで盗賊はお預けだ。
近接組の訓練はとにかくきつい。
まず、朝起きたら近くの山の周りを一周させる。20kmくらいある。近道を使用にもルートの周辺には弱い魔物しか出ないがルートを外れると強い魔物がいるから近道ができない。
朝飯は早く帰ってきた人からいいものをたくさん食べれるので存分に競走してほしい。
そこからは剣などの短物と槍などの長物に別れて修行する。午後からは模擬戦をして夕食になる。夜は暗いから勉強会だ。俺が戦術から王国の知識まで幅広く教えた。俺は口酸っぱく勝算のある行動をしろと言っているから意外と真面目に聞いてくれる。
必要な物は実戦も兼ねて30人くらいで俺は一切関わらず商団を襲わせてる。何人か死ぬ奴もいるが仕方ないと割り切っている。
魔法組はまず、昨日の勉強会の内容の確認から入る。間違えたら朝飯を減らしていく。
朝飯を食ったら魔法の訓練をさせる。午後からは5k mランニングさせる。魔法師もいざという時に動けないといけないからだ。ランニングを終えると、今度は錬金術の練習だ。錬金術で回復薬や魔力回復薬を作る。夕食をとったあとは基本的に近接組と勉強だ。魔法組は魔力が切れると訓練のしようがないので料理や拠点の掃除など完全に家事をやっている。
俺はガス抜きとして3ヶ月に一回田舎の村を50人ずつで略奪に行かせている。男を殺し女は犯す。食料は奪い、家に火をつける。それで俺たちは辛い訓練にも耐えられる。なんたって俺たちは極悪非道の盗賊だから。3ヶ月に一回、しかも毎回違う貴族の領地。必ず当たるところに宵の暁と残しているので名前は売れるだろう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます