第9話 初めての敗北
護衛が残り1人になった時オークが全滅した。残った1人は強いが、疲れ切っているから大丈夫だろう。俺は2人に合図して茂みから飛び出す。俺は騎士の首目掛けて剣を横に振り抜く。
騎士はなんとか剣で受け止めて俺を弾き飛ばす。俺は見事に跳ね飛ばされる。受け身を取った俺は次の攻撃に移ろうと騎士を見るが騎士はポーションで体力を回復していた。
まずい、そう思った時にはもう遅かった。奴は一気に加速して俺に詰め寄った。俺はなんとか剣で受け取れめるも後ろに弾き飛ばされた。魔法の援護があるものの、全く意味をなさない。俺は全力で撤退を試みるが全く隙がない。すると、エマが土魔法で砂煙を俺と騎士の間に起こす。俺はここぞとばかりに全力で逃げ出した。今回ばかりはエマに助けられた。森を駆け抜けて馬車に戻ってしばらくすると、エマとカルロスがやってきた。
「エマ、カルロス本当に助かった。ありがとう」
「と、当然です。無事でよかったです。」
2人は少し照れる。あ、俺って今まで褒めたことないじゃん。俺はみんなを褒めることもしてみようとおもった。
俺は貧民街のガキに勝って調子に乗っていたのかもしれない。俺は気を引き締めもっと強くなることを心に決めた。
幸い、四つ目の都市はそこまで優先度が高くなかったので急いで3つ目の都市に戻ってそのまま他の都市の志願者を回収して拠点へ戻った。
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