第12話 始動

俺は訓練最終日の翌日の夜、みんなを集めた。みんな休日を満喫できたようだ。

俺は明日からの新体制を発表した。


宵の暁

総長    カヴァン(俺)

副総長   マッシュ

参謀    レイン


一番隊隊長  アレク

二番隊隊長  ムー

三番隊隊長  サーシャ

四番隊隊長  レイン(兼任)


第一魔法隊隊長  カルロス

第二魔法隊隊長  エマ



一番隊は強い奴を上から50人選んだ。精鋭部隊だ。ニ、三番隊には強い順に強さがバランスよくなるように50人ずつ分けた。魔法部隊は上位60名をバランスよく分けた。二級魔法師はカルロスだけだ。残った近接50人、魔法

40人は四番隊に配属した。


一番隊 50人

二番隊 50人

三番隊 50人

四番隊 110人


さらに、俺は隊長クラスを大幹部、それぞれの隊長が選ぶ副隊長を上級幹部、各隊の10人を率いる隊長、副隊長以外の3人の小隊長を下級幹部とすることにした。



次の日、俺たちは荷物を持って拠点を出発した。目指すは王国東部の中でも南東に位置する山にある今はもう使われていない城だ。この城は師匠に教えてもらった城で、50年前の戦争で丁度当時の国境付近だったところに建てた城だ。近くには最高でもDランクの魔物しかいないが、かなりの堅城だ。放棄された理由は戦争でもない限り、使えないほど山奥にあるのだ。近くの大街道まで半日はかかるし、何より山が険しすぎる。隣国との戦線はもっと前になったから30年前に放棄された。



拠点を出発してから1ヶ月、俺たちは途中で略奪を繰り返しながらついに城に到着した。

城は修繕が必要な箇所が多々あり、城全体が草に覆われていた。

俺は一番隊と一魔隊(第一魔法部隊)を連れて食料と武器の調達をマッシュに指示した。

ニ魔隊は草木の撤去、三番隊、四番隊は周辺の木を切って城内部の修繕をさせた。




 

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