お笑い芸人ランキング Aランク編 板尾創路

板尾創路 Aランク


ボケ 91 Sランク

ツッコミ 50 Dランク

トーク 60 Cランク

コント 92 Sランク

大喜利 94 Sランク

顔 100 Sランク+

声 100 Sランク+

イキフン 100 Sランク+

レゾンデートル 100 Sランク+


【解説】

楽しみに待って下さっていた皆様、本当にお待たせしました。


超超久しぶりのお笑い芸人ランキング、今回は以前のWコージからの流れで、同じダウンタウン一派(?)の『超特殊な異物』『板尾という男』について解説していきたいと思う。


読者の皆様の中には、ひょっとすると前回のランキングを覚えて頂いている方もいらっしゃるかもしれないが、少なくとも書いた筆者自身が完全に忘れてしまっているため(?)、ここは板尾の後輩である『Wコージ』の能力を少しおさらいすることで、覚えていない読者の方と共に、筆者もランキングの感覚を取り戻していくことにしよう。(いや、Wコージのランキング書いたの何年前だよwwwwナスDに『アカギ』か『ハンターハンター』なみに話が進まないと言っときながら、本当に進まないのはお前のランキングじゃねえかwwwww)(?)


今田耕司 Aランク


ボケ 88 Aランク

ツッコミ 86 Aランク

トーク 94 Sランク

漫才 80 Aランク

コント 90 Sランク

器用 100 Sランク+

お笑い界のスネオ 100 Sランク+


東野幸治 Aランク


ボケ 75 Bランク

ツッコミ 87 Aランク

トーク 92 Sランク

コント 85 Aランク

ひな壇 95 Sランク

キカイノココロ 100 Sランク+

深遠なる闇 100 Sランク+


……なるほどね~、二人とも全体的にバランスが取れた能力、全てに於いてレベルが高い訳ね。(ちなみに、お笑い芸人ランキングを再開するにあたって、実はWコージだけではなく過去ランキングした芸人の能力を全体的に見返しました。そうしないと自分の中にランキングの『感覚』が戻ってこないですからな、ガッハッハッハ)←(笑いごとではない)


では、筆者の中のランキングの感覚も戻ったところで(早えーなオイ)、ボケの解説から行こう。


ボケは91のSランク。


読者の皆様の中には、『あれ、意外と低くない?』『板尾のボケでこれまで腹がよじれるほど笑わせられたよ』という向きもあると思うが、実は板尾のボケ自体の能力というのは、芸人のトップクラス(例えば筆者がSやAランクをつけた芸人)の中だけで言えば、それほど飛び抜けて高いものではない。(とはいえ、それはあくまで『トップクラス』に限定するからであって、全芸人の中でいえばずば抜けた破壊力があるのだが)


では、何故板尾のボケでこちらは腹を抱えるぐらい大爆笑させられるのかというと、それはあくまで『板尾が言っているから』面白く感じるのである。


全く同じボケを違う芸人が言っても、板尾と同じウケ方は絶対にしないだろう。


ボケの質自体だけでいえば普通クラスのものがあっても、それが『板尾』という極めて特殊なフィルターを通すと、凄まじく上質なボケに変化してしまう『無形の力』を、この板尾という芸人は生まれながらに有していると言える。


そこで過去のランキングを振り返ってみると、島田紳助が90、内村光良が92ということで、紳助よりは上、内村よりは下の評価で問題なかろうということで、間を取っての91という評価となった。


ツッコミは50のDランク。


ツッコミに関してはそもそもが完全に『ボケ型』の芸人であること、人にツッコむというより人にツッコまれて笑いを起こすタイプであることから、評価は伸び悩んだ。


番組などでまれに人にツッコむことはあるものの、そのいずれもが最終的には中途半端な笑いで終わり、何となくふわ~っとスタジオが次の話に移るパターンが多いことを、筆者はこれまで見てきた数多くの記憶により認識している。(?)


紳助、今田、東野などのように、そもそもがキレ味鋭く人にツッコむという芸風では完全にないため、こちらの評価となった。


トークは60のCランク。


トークに関しては、板尾のトークをウリにした番組なども当然なく、元々の判断材料が非常に少ないのだが、木村祐一とのトークライブなどから総合的に判断した。


板尾のトークの特徴としては、あまり自分から積極的に話すようなタイプではない、人の話を聞いてその反応だけを返すという、『受け身』の姿勢が最大の特徴だと言えるだろう。


板尾にもし高いトーク能力があるのであれば、『板尾単体』での司会の番組がもっとあっても良さそうなものだが、実際はダウンタウン司会、Wコージのサポートありと、人を上手いこと回すというよりも『ゲスト的』な立ち位置の方が活きる芸人である。


また、業界もそのような認識でいるからこそ今の仕事のオファーなのだろうから、少なくともトークに関してはそこまで際立った能力はないだろうという認識をされていることは間違いない。


もちろん、さんま紳助クラスとは行かなくても(それはあまりにハードルが高すぎ)、長年芸人として積み上げてきたキャリアもあり、芸人として普通にトークしようと思えばそれなりにトークできるだけの能力はあると思われるため、ツッコミよりは上のCランクとした。


コントは92のSランク。


板尾のコントで筆者が1番笑ったものといえば、松本のビジュアルバムで板尾が演じた『古賀』ということになるだろう。


既に視聴済みという方も多いと思うが、まだ観られていないという方のために簡単に内容について説明すると、上空の小型飛行機(?)に乗った仲良し四人組の中で、友達かどうか微妙な距離感のやつ(板尾扮する『古賀』)が一人いて、そいつがスカイダイビングで一人だけ先に飛んで行き、残りの三人(松本今田東野)が慌ててその後を追った。


場面は変わり、三人が板尾の家の前で、板尾のことを心配している。何故心配しているのかというと、スカイダイビングの後に急に板尾がいなくなってしまったからだ。


そこで三人は板尾の母に事情を話そうと訪れたのだが、消沈した面持ちでチャイムを鳴らすと、なんと中から現れたのはいなくなったはずの板尾だったという内容である。


三人は当然板尾に追求する。


何故何も告げず急にいなくなったのか!?心配するじゃないか!!と。


それを受けての、まるで狐につままれたような顔をした板尾の返答が、このコントの1番オモロいところだったのである。


「いやまぁ……別に……飛んだし……」


「帰ろ……思て」


(松本今田東野、爆笑をこらえる)


要は、四人で『スカイダイビング』という普通は後から飛んできた者を待つ行為をしたにも関わらず、板尾だけ先にさっさと帰ってしまっていたのだwwww


これはもう実際に観られた方にしか伝わらないと思うのだが、その時の『間』と『空気』と、板尾の『顔』と『言い方』と『声』と全体の『雰囲気』が、もうこれは板尾以外には絶対に出せない妙味を醸し出していて、めちゃくちゃにオモロかったのである。


『古賀』というキャラは正に板尾にしか演じられないキャラ(他の今田や東野など誰が演じても絶対に違う)であり、このような『板尾にしか出せない味』というものを非常に高く評価して、コントは92とした。(これが松本のコントに出演という形でなく、自分で考えたコントということであれば、評価はもっと格段に上がっていた)


大喜利は94のSランク。


大喜利能力に関しては、これも判断材料が少なく、かつて出演していたIPPONグランプリから判断するしかないのだが、その回答のどれもが秀逸であり、これは大喜利に関して相当な実力を有していると判断した。


また、過去には『虎の門』のコーナー『しりとり竜王戦』で最多優勝を誇っていることや、『ケータイ大喜利』で審査委員長を務めていたことなど、大喜利に関する能力を総合的に判断して、全盛期松本より1点のみ下の94とした。


『顔』や『声』の能力は100のSランク+。(能力なのか?www)


前述の『古賀』の解説でも語ったように、板尾の『顔』と『声』はとにかくオモロい。


板尾の『顔』に関してご紹介しておきたいエピソードといえば、やはりジュニアが『人生で一番オモロかった』という、ケータイ大喜利での放送事故をあげない訳にはいかないだろう。


審査委員長としてのコメントを求められたものの、何も言わずに番組が終了していくという流れだった訳だが、この時の板尾の『顔』がとにかくオモロいのであるwwww(文章では説明しようがないwwww)


なお、千原ジュニアは後輩でありながら板尾が大好物であり、その一挙手一投足に常に腹を抱えて笑っているのだが、これはけして板尾を尊敬していないという訳ではない。


ジュニアは板尾を尊敬しながらも『その存在自体にハマっている』ということで、これまで長らくジュニアのことを観察してきたが、諸処のエピソードから鑑みるに、おそらくジュニアのこの世の中で1番のツボは『板尾』であると考えて間違いないだろうと、筆者は確信している。(?)


あと、個人的には板尾の声は『ガチンコラーメン道の土井』の声に本当にそっくりだと思う。(???)


『イキフン』能力もこれ以上はない100のSランク+。


あの天才松本でも超えることのできない『イキフン』、つまり『雰囲気』の面白さが板尾には存在する。


筆者が面白かった板尾のエピソードとして、この項では二つをご紹介したいと思う。


まず一つめは、『絶対に笑ってはいけない』でのエピソード。


顔全体が真っ白のマスク、いわゆる『スケキヨ』の扮装で現れた板尾。


別にそれ自体は筆者としてはそこまでという感じだったのだが、そのスケキヨマスクの画面表記の『板尾創路』の下に、かっこで(よしもとクリエイティブエージェンシー)と書いてあったのが、なんかめちゃくちゃオモロかったのであるwwww


いや、なんで板尾だけ所属会社の表記が出てくんねんwwww


それ言い出したらダウンタウンも邦正もココリコも全員吉本やしwwww


別にスケキヨで顔が分からなかったとしても『板尾創路』表記だけでええやんwwwwわかるやんwwww


なんでわざわざ所属会社名を書く必要があんねんwwww


と、自分でも何故かは分からないのだが、そういった細かな表記の部分までもが面白くなってきてしまうというのは、これはやはり板尾の持つ『イキフン』の力としか言いようがないだろう。


二つ目は、かつて松本がやっていた『モーニングビッグ対談』の話。


ここで板尾は『天才無免許医師』(いわゆる『ブラックジャック』)を演じるのだが、この松本とのやり取りにもう板尾の持つ天才性が如実に現れているというか、話している板尾の顔は見えないようにされているのだが、『間』や『雰囲気』など全てがここしかないという絶妙なタイミングでボケを放り込んでくるのである。(本人がボケと認識して言っているのかどうかは定かでない)


もちろん『顔』もオモロいのだが、それ以前にもう板尾の『間』や『雰囲気』が既にオモロいことの、この番組は一種の証明になっていると言えるだろう。


あと、『板尾の嫁』など、筆者は初めて見た時『本当に板尾の嫁だと思っていた』のだが、それも『板尾ならこの嫁でも不思議ではない』と思わせる何かがあるというのも、一種の才能の部分だと思う。(?)


最後の『レゾンデートル』Sランク+について。


まだ『板尾』にハマっていない人には理解できないかもしれないが、板尾の一体何がそんなに面白いのかというと、もう声とか顔とか全てを超越して『存在自体がオモロい』というか、極端な話、板尾は『何も喋らずにその場に存在しているだけでもオモロイ』、『板尾』という存在について深く考えれば考えるほどオモロくなってくるのである。


『板尾』という存在に一度ハマってしまうと、しまいには『板尾創路』という文字までオモロくなってくるから不思議だ。


板尾の昔のエピソードとして面白いものがあるのだが、まだ10代の頃に芸人を目指していた板尾が、なんと紳助のところに『ケーキを持参して弟子入りに来た』というのである。


板尾の実家はケーキ屋のため、おそらくは実家で焼いたケーキだったのだろうが、紳助のところに持っていくために、『板尾の実家でケーキを焼いている』、板尾の存在にハマっている筆者などは、もうその時点で面白くなってきてしまうのだ。


なに焼いとんねんwwww


別にケーキじゃなくてお酒とかの方が好きそうやろwwww


と思うし、紳助の家に行くのに何故『ケーキを持っていこう』と思ったのか、自転車、車、電車、移動手段は何でもいい、『何かに乗って移動している』ところを想像して笑ってしまうし、そして実際に板尾がケーキを持ってピンポンを押し、自宅に訪ねてくる絵面を想像して笑ってしまうのである。


そんな想像をしただけでも笑ってしまう、こんな稀有な芸人は他には存在しない。


板尾に関してはこの他にも、


『間違えて他人の携帯電話でメールを打った』


『ファミスタでコンピューター同士の戦いを観戦していた』


『エビフライ定食を注文してエビフライを残した』


など、もう字面だけで面白い、面白エピソードが山盛りなので、他にも機会があれば取り上げることもあるかもしれない。


あと、板尾とかつてコンビを組んでいた(それぞれピンでの活動が多いが、別に今も解散はしていない)『蔵野』が現在名乗っている『ほんこん』という芸名は、元々は板尾が名乗っていたものだというのは本当にビックリした。


ただ、板尾の芸人としての才能に関しては疑う余地もないが、板尾の代表作(?)が過去の『少女へのわいせつ行為容疑』となってしまっている点だけは、筆者もけして看過できない、スルーできない絶対に書き記しておかなければならない問題点だと言えるだろう。(この件に関しては、少女の方が年齢を偽って板尾に近づいたとされている)


松本も、上記のような板尾の天才性を失うのがなんとも惜しかったのか、板尾復帰の際には方々に手を尽くして、その復帰を後押ししたらしい。


板尾の『存在』を、あの天才芸人が欲していたのである。


これが板尾の『存在理由』でなければ、他に何があるのだろうと思う。

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お笑い芸人ランキング Aランク編 採点!!なんでもランキング!! @rankuyarou

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