■TIPS「OVL文庫」
イニシャル表記せずに書けばオーバーラップ文庫。
僕の中ではインフェニット・ストラトスの移籍先という印象が強いレーベル。
群雄割拠のラノベレーベルでは中小レベルだろうか。
ここの新人賞が、僕が初めて応募した新人賞である。
初めての応募なんだからそこは最大手の電撃とか狙えや! というツッコミもありそうだが、当時の僕にとってこの賞は色々と都合がよかった。
まず、原稿を書き上げたタイミングで一番締切が近いのがここだった。年2回やってるからタイミングも合いやすいのだ。
次に原稿を郵送でなくwebで応募出来る。
今でこそwebでの原稿受付をしているところはちょくちょく出てきたと思うが、当時としては結構画期的だった。
印刷して郵送するというのは手間と心理的ハードルがあるので、webで送れる手軽さはニュービーワナビーにはありがたかった。
最後に、一次落ちでも評価シートを貰える。
これはまぁ後になってよかったなと思った部分だ。
出した当初は受賞する気満々だったのであまり気にしてなかったが、実際一次落ちでも評価シートもらえるのはかなりありがたい。だって素人の小説の評価(感想)なんて、貰える機会ないですからね。
正直、OVL文庫との相性、カラーが合ってるかといえばそんなことはない。
OVLはそれこそラノベらしい、なろう系らしい作品を書きたい人にとってはいいレーベルだと思うが、主流から外れてる人間は対象外。カテゴリーエラーだ。
僕みたいにSF百合送ってくる人間に対しては、「ラノベで百合ものはNG」「SFもラノベ向きじゃない」「読者層を考えてください」とやんわり否定してくれる。
今でこそラノベでも百合モノを推すことや、新人賞で百合モノが受賞するのも珍しくないが、8,9年前くらいまでは今以上にラノベで百合というのは無謀なものだった。
とはいえ、お手軽に出せて、比較的どのタイミングでも募集していて、評価シートももらえる。
この三拍子が揃ったOVL文庫には、以降もちょくちょく作品を投げることになる。受賞を狙って、というよりも「取り敢えず評価シート欲しいから」とか、精々ワンチャン狙いぐらいの気持ちで。
ちなみに、OVL文庫大賞での一次通過ラインは16点*だが、僕が最初に出した小説は15点だった。
※OVLの評価基準はキャラ、構成力、文章力、世界観・設定、ストーリーライン、各5点満点で合計20点。
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