第肆拾壱話 混沌!意図の読めぬ戦い!
「何やっているのですか?!ラペイシャス大尉!!」
制御AIのエミット・ジョインムーは、本来使わないような言葉使いで、パイロットの異常な行動を非難する。
「ちょっと、静かにしててもらおうじゃぁないか。エミット。」
特殊な状況以外、無力な彼は、無慈悲にも音量を0に落とされる。
「では、行かせてもらおうじゃあないかぁ!」
ヒュゴッ ヒュギィッ
地面を蹴った勢いにより、加速した戦斧を、華麗に振るい!2機の敵を一網打尽にせんとする!
ジークの今までの戦いと、一度だけ直接戦ったことのあるグラハムは、彼女の中で、戦闘経験、戦闘技術等が、数値的なものに置き換えられていた!
そしてその数値的なものによれば!
回避されることは、想定されており!!
事実!!!戦斧は回避された!!!!
しかし!回避は想定内!!!
!!否!!
回避されることを目的とした!!!!攻撃を彼女は放つ!!!!!!!
回避した敵は!当たり前のように!!一方は彼女に銃口を向け!!!もう一方は剣を振るわんとする!!!
ヒュゴンッ
巨神は!!!振るった戦斧を!!!!地面に突き刺し!!!!!
人の体では行えない!!!手首の回転で!!!!!一瞬にして翻る!!!!!!!
この行動は!周囲にいた誰一人!!想定されておらず!!!
騎士と神の乗り手は!!狙っていない敵に!!!お互い攻撃を仕掛ける!!!!!
「なにっ!?」
「ラペイシャスッ!そういうことか!!面白い!!!乗った!!!!!」
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