第肆拾話 返咲! 再び咲く鮮血の花!

「これより、投下する!」

「了解しました。」


 巨神に乗り込むラペイシャスは、右手で構えた機関銃型圧縮粒子砲を敵集団に向け放ち、爆炎の点が構成する線を空中に映し出す!!!

「報告します。ブライズ・ノートンで会敵した、鹵獲されたと思われるDA駆動装甲を使用している、グラハムを名乗る敵パイロットと同一と思われる物を確認しました。」

「面白そうだねぇ。ポイントしてくれないかい?エミット。」

「了解しました。」


 ピピッ


 モニターにマーカーが表示される。


 ガチャガチャ


 巨神はバックパックに搭載された、二対の戦斧に手を掛けると、ロックが解除され、それを手に取り



 構える!!!



 ピシッピシッピシッ...


 巨神は、独特な音を奏で!地面を蹴り!宙を蹴り!敵へと歩を進める!


 ギュオオン!!グシャッ!!!


 二対の戦斧は、奏でられている音にあわせ!舞うように振るわれ、敵という敵と!空を、強暴性を含んだ華麗な舞で!打ち砕き!!!!!!!!!!!!!裂く!!!!!!!!!!!!!!


 ピシッ!ピシャッ!ギュオオォォォン!


 宙を蹴る力を活かした


 回転は!!!




 否!!!!!!




 舞は!!!!!!!!!!!!!


 全てを裂き!!!!!!


 敵も!!!!!!


 空も!!!!!!!


 何もかもを!!!!!!!!!!!!


 裂けないものは無いように感じさせる!!!!!!!!!!!!!!!!!!



 ピシュンピシュン


 一度聞いたことのある、独特な弾丸の発砲音が耳に響く!!!!!!!



 チュィィィィィンッッ!!!!!


 発砲音を放つ巨神は!小人の輝く剣で切り裂かれる!!


「エミット。回線をひらけるぅかい?」

「わかりました...通信回線を接続...完了です。呼びかけが可能です。」


「面白そうなことをしているじゃぁないかい。ジーク。」

「ラペイシャスか!!」

「すまないんだけどねぇ...そいつ私とヤラさせてくれないかい?ジーク。」


 ピピッ


 2人だけの回線は3人目の発言者を迎え入れる。


「貴女!さてはブライズ・ノートンで決闘したパイロットだな!

 貴女とは決着をつけたいが!今は決闘中だ!しばし待たれ!」

「そうかい、ではどうしようかねぇ…」






 ピシュピシュピシュピシュン!!!!!!






「二人とも倒せばよさそうだねぇ!!!!!!!!!!!!!!」



 周囲が、彼女の持つ機銃により焼き払われる!!!

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