第弐拾捌話 衝撃! 元凶の姿!
「敵機反応!
戦闘の終了を告げる以外の使い道を持たないはずの言葉は、有ろうことか、戦いの始まりに、発せられたのだった。
月面基地 周辺
「全探査機機使用してますが、敵機と思われる反応ありませんッ!」
ボディ隊のサラ中尉は、自機に仕組まれたレドーム、小型ドローンを駆使し、周辺を確認する。
機械が発する音以外が存在しない空間を、音を立てずに浮遊するドローンは本来侵入者を排除する機能を持つ通気口に侵入させる。
通気口を抜けたドローンの映像は驚くべき物だった!
「敵機を視認!ですが、、、」
アークイド ブリッジ内
「敵機と思われる物体!発見しました!しかし、、、」
「なんだ!」
キシベは報告の続きをすぐさま促させる。
『敵機は全て撃墜されています!』
二ヶ所で放たれた言葉は異常なまでの衝撃を伝播させる。
「なんだと!?」
サブロウ少佐はすぐさま詳細を求める!
「どういうことだ?!」
キシベも訪ねる!
「少し待ってください、、、データを回収します。」
「レーダーに特殊な機影を確認!」
「データを回収、再生します。」
再生された機体のデータからは、単機で敵を壊滅される映像が流れ、その中で彼女は見たことがある影を見る、、、
「あの機体は!」
補足した敵機のデータと目視により、照合される機体は一つしかなかった、
『ノア⁉︎︎』
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