空組レター「2年も長生きしちゃったよ♪」トイプー兄さん

トイプー兄さん 享年17歳と11カ月

        手厚い介護の元に永眠。

        5歳年下の弟トイプーがいる。



お母さんへ

お母さん、大好き!大好き!大好きーっ!!!

お母さん、僕は毎日毎日幸せで幸せで、幸せでしたーーーー!!!


お母さん、僕の身体が弱って介護するようになった時、

「これを食べたら元気になるよ」

「こうしたら楽になるよ」って、毎日毎日、

一杯名前を呼んで、優しく身体を撫でてくれたよね。

そうしたらね、お母さんの手から愛情がいーーーーーっぱい!

僕の身体に流れていたんだよ。

そうしたら、身体が温かくなって元気が出てきてた。

<あ~、気持ちいいなぁ。なんか、明日も生きれそう>

<あ、今日も頑張れた。明日も頑張ってみよ>って思ってたら、

15歳で旅立つつもりが、2年も長生きしちゃったよっ!!


だからね、今の僕は、お空の犬達に胸張って言ってるんだ。

<ボク、幸せすぎて、2年も長生きしたんだよ!

 ボクのお母さん、凄いでしょ♪>って\(^o^)/

お母さんは、ボクの自慢のお母さんだよ。

お母さんは、ボクを2年も長生きさせた飼い主です!って、胸張って生きて。

ボクはずぅっとお母さんの傍にいるよ。

お母さんが生きてる間、ずううっと見守っていくよ。



お母さん、ボクには辛い事は1つも無かった!な~~~んにも無かった!

我慢はしたよ。お留守番とかね。

でも、我慢して頑張った後は、一杯一杯褒めて貰えて、

我慢の何倍も嬉しかった。

だから、我慢はしたけど、辛い事は1つも無かった!!


お母さん達が作った今の飼育環境は、パーフェクトだ。

だけど、それは当たり前じゃないんだ。

僕の我慢やお母さん達の努力の末に整った環境なんだ。

だけど弟が来た時には整っていたから、それが普通だと思ってる。

違うよ。うちが特別なんだよ。当たり前じゃないんだ。

弟は、今の環境にもっと感謝しなきゃいけない。


お母さんとお父さんは、今までずっと「犬」に合わせてくれた。

だけど、これから先、どーしてもって時は合わせなくていい。

「人」に「犬」が合わせればいいんだ。

弟には「我慢」させていいんだよ。

「我慢」は辛い事じゃない。「我慢」は「努力」だ。

「努力」の先には「幸せ」がある。

「我慢」をすれば「感謝」が判る。

弟は甘やかされてきてるから、いきなり厳しくは出来ないだろうけど、

どうしても都合がつかない時は、犬が飼い主に合わせればいい。

ちょっとくらい厳しくしたって、いいんだよ。

だって、この家は、犬にはパーフェクト!なんだから( ̄▽ ̄)


最初の予定より2年も長生きしたトイプー兄さんは、

胸張って満面の笑みで座り、お母さんの事を自慢しています。

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